【レビュー】Amazon Echo Dot (エコードット)で始めるAI生活。

発展途上ながら、これからが楽しみなデバイス。

Amazonのセールに合わせて購入。3000円で買えるAIの実力とは

Amazon製の人工知能「Alexa」を搭載した「Amazon Echo」シリーズ。

その中でも最安である「Echo Dot」を年末のセールで購入。年末は気も懐も緩んでしまうもの。スマートスピーカー自体に以前から興味があったということもあり、つい衝動買いしてしまった

1週間ほど使ってみたが、まだまだ発展途上のガジェットとはいえ、なかなか良くできている。今回はボクの使い方と合わせて、「 結局、なにができるの? 」というところを紹介する。

「Echo Dot 第3世代」について

メリット
  1. 下位モデルだが、上位モデルとできることは同じ
  2. 集音性能・音声認識の精度共に優秀
  3. イージーリスニングであれば十分な音質
デメリット
  1. スキル(追加機能)の選択肢が少ない
  2. より便利に利用するには「IFTTT」等の外部アプリが必須
  3. 充電端子がマイクロUSBから専用端子へ、利便性低下

開封してみる。

パッケージはAmazon製品でおなじみの簡素なモノ。

Amazon製品は、簡素な包装で送られてくるので少し不安になるが、自社の製品の堅牢性やサービスへの自信の現れだろうか。

付属品一覧

  • Echo Dot本体
  • 説明書(Alexaで使えるコマンドのサンプル、製品説明書)
  • 充電器

内容品も簡素。

前モデルでマイクロUSBだった充電端子が専用の端子に変更され、バスパワー動作が不可能に。結果として汎用性が低下してしまった点は残念。

なにをすればいいかわからないときは、付属のコマンドサンプルが参考になる。もしくは「アレクサ、なにができるの?」と質問してみるのも面白い。

音質も十分で、イージーリスニングに最適。

音質はまずまずといった感じで、低音から高音までバランスよく鳴らせている。 イージーリスニングであれば気にならないレベル だ。3000円という低価格を考慮すれば、なかなか良好といえるのではないだろうか。

どうしても音質が気に入らなかったら、外部スピーカーでも接続しようかと思っていたが、これなら問題なさそうだ。

手が埋まっている状態でも操作できる

話しかけるだけで思い通りの操作が実行される様は未来的。

食器洗いなどの家事中でも、ラジオアプリの起動から放送局の選択まで音声で一通りの操作を行うことができる。話しかけるだけなので、感覚的には自動に近い。

マイクの感度も良好。部屋の中心に設置すれば、人に話しかける程度の声量でも反応してくれる。聞き間違いも数える程度で、思っていたより認識精度が良くて驚いている。

スキルの追加でより賢く。ただし…

アレクサは「スキル」というアプリのようなものをインストールすることで、機能を追加することができる。

ボクも今回、いくつか人気のスキルをインストールしてみたが、基本機能と遜色なく利用することができた。

アレクサ、◯◯を開いて」と話しかけるとそのスキルが起動し、ラジオの再生だったり電車の運行状況だったり、任意の操作を行うことができる。

ただ、スキルは充実しているとは言いづらい。ボクの場合、音泉(インターネットラジオ)やAppleMusicの利用を考えていたが、どちらも未対応だった。

まだまだストアは発展途上といった印象なので、 利用したい機能がある場合には、アレクサに対応しているか、事前に確認したほうが良いだろう。

出来ることも限られているし、上手く操作できないことも多いが、日に日に出来ることが増えていく、成長期の子供のようなデバイスだ。