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【自作PC】GTX1660tiとRyzenで小型ゲーミングPCを組む。【Mini-ITX】

ギュッと詰まったデザインに興奮。

PCを買い替えた理由

約2年前に「Macbook Pro 2017 13インチ」を購入。以来、ブログの執筆からゲームまでの全てをコレ1台で行っている。
購入当時こそ快調に動作していたものの、最近になって動作にもたつきを感じるようになってきた。

MacbookProの中でも再安価なモデルを購入したというのもあるが、要求スペック的にギリギリのゲームを頻繁にプレイしたり、「Thunderbolt3」出力対応のモニターと接続してデスクトップライクな運用方法をしたり・・・。本来の用途と異なるハードな使い方をしていたのも原因だろう。

MacbookProを2年間使用して得た教訓は、「自分にとっての必要最低限を購入した場合、健康寿命が犠牲になる」ということ。つまり、快適に利用できる期間を延ばすには、スペックに余裕のある製品を選ぶべき、ということだ。

PCゲームを快適にするため

現在メインで利用しているのは「Macbook Pro 2017 13インチ」。

グラフィック性能こそそこそこだが、ストレージの少なさとCPU性能の低さ、OSがMacである点から、ゲーミング用途には不向き。ゲーミングPCとして運用する場合、プレイするゲームを選ぶ必要があり、とても快適とは言えなかった。

写真現像・加工作業の高速化

趣味として始めたカメラ。利用頻度が増えるとともにやる事も増え、「Photoshop」などの高度なソフトを扱う機会も増えてきた。写真の容量や枚数によって、「Macbook Pro 2017 13インチ」では力不足を感じるシーンも多く、ストレスを感じていた。


これらを踏まえて次に購入するPCを検討することにした。
最初は「Surface Laptop 3 15インチ」の購入を検討。AMD製CPUの採用によるグラフィック性能の大幅な強化や、パーツの実装にモジュラー方式を採用し、パーツ交換が可能となる画期的な設計が魅力。ただ、いくらグラフィック性能が上がったとはいえ、所詮は統合型GPU。ディスクリートGPUには性能面で大きく劣ってしまう。
グラフィック性能で言えば「Thinkpad X1 Extreme」も見逃せない。ディスクリートGPUを搭載し、高いグラフィック性能を実現。さらに「Surface Laptop 3」よりも安価である点も魅力。15インチPCとしては比較的軽量のため、持ち運びも容易と、まさにスキなし。
しかし冷静に考えると、PCを持ち出す頻度はそこまで高くなく、出先での作業はスマホかタブレットでほとんど事足りてしまう
ノートPCへのこだわりを捨てた場合、デスクトップPCのコストパフォーマンスは圧倒的。道具としての健康寿命や、求められる性能要件を考えた場合、パーツを自分で選べる「自作PC」こそ、自分の求めるPCを手に入れる近道だと気づいた。

新PCに求める条件

Macbook Pro 2017 13インチ」で出先で行っていた作業のほとんどは「iPhone 11 Pro Max」と外付けキーボードで完結する。そのため、今回は自宅のみでの利用を想定してデスクトップPCを購入する事にした。

メリット
  • ゲーム以外の基本操作が快適であること
  • 優先度は「信頼性>性能>コスト」
  • 性能とデザイン性の両立
  • ゲーミングPCだけどゲーミングPCっぽくないデザイン
  • なるべく小型で省スペースに
  • 予算は20万円以内

新PCに求める条件は条件はそう多くはないが、上記の要件を満たすBTOモデルやメーカー製モデルは限られる。

予算に糸目をつけないのであれば「Mac」という選択肢もアリだが、ゲーミング用途の場合、積極的に選択するメリットは薄い。ボクの理想を満たすには、自分でイチからパーツを選択できる「自作PC」以外の選択肢は存在しなかった

使用パーツについて

今回は健康寿命の長いPCの製作を目標とし、「パーツの信頼性」を重視してパーツ選定を行った。パーツ毎に信頼できるメーカーを探し、対象のメーカーから購入する製品を絞込むことにした。

通販サイトをはしご or 複数の店頭チェックをすればもっと安く購入できたかもしれないが、面倒だったので某PCパーツショップの通販で一括購入。

一括購入時のメリットとして、サイトによっては相性保証サービスが無料で受けられたり、同時購入による値引も受けられたりする

同じパーツ構成を各通販サイトのカートに突っ込んでみて、セット割引の有無や受けられるサービスを比較してみることをオススメする。

商品名価格コメント
OSWindows 10 Pro 64bit¥0MacbookProのBootcamp用に購入したものを流用。
CPURyzen 5 3600(6コア12スレッド/3.6GHz/TDP65W)¥26,378低TDPかつそこそこ高性能。小型PCでも発熱が少なく安心できそうという理由で選択。
CPUファンNoctua NH-L9A-AM4¥5,887ケースの高さ制限から消去法で選択。ロープロファイルながら高性能でそこそこ冷える。
マザーボードASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac¥15,321過去に何度も使用し、安定していた実績からASRockのマザーを選択。ゲーミンググレードながら安価
メインメモリF4-3600C19D-32GSXWB [DDR4 PC4-28800 16GB 2枚組]¥17,980ゲーミング用途の場合16GBでも十分だが、32GBが思いのほか安かったので購入。相性問題の厳しいRyzenだが、特に問題なく動作した。
グラフィックスカードTUF-GTX1660TI-O6G-GAMING¥34,754RX5700と迷ったが、欲しいモデルが軒並み在庫切れだったのでGTX1660tiを選択。性能は多少劣るが、十分すぎる性能だった
SSD(M.2)SSD 660p Series SSDPEKNW010T8X1¥12,018670pを購入する予定が誤って購入。性能は劣るが特に不満なく使えている。将来的にはデータ用に移行する予定。
電源Corsair SF600 Platinum (CP-9020182-JP)¥16,105安心のCorsair製。SFX電源の場合選択肢が少ないため消去法で選択した
ケースDAN Case A4-SFXv4¥34,980絶対条件。このケースを使うためにMini-ITXで自作したといっていいほど

ポイントは「AMD製CPUであるRyzenの採用」と「DAN Case A4-SFXv4」を使用している点。以前まで、特別な理由がない限りIntel製CPUを採用するのが定説だったが、最近はAMD製CPUの躍進が凄まじく、CPUの第一候補と言えるまで成長している。

この話を掘り下げると長くなるのであまり多くは語らないが、とりあえず一度体験してみたいということで「Ryzen 5 3600」を選択。コスパに非常に優れたCPUで、ゲーミング用途としては性能も申し分ない。今回は小型PCということもあり、廃熱トラブルを避けるべく低TDPな「Ryzen 5 3600」を選択した。予算や排熱に余裕のある場合は「Ryzen 5 3600X」や「Ryzen 7 3700X」もアリ。

DAN Case A4-SFXv4」は容量7.2Lの超小型ケースながら、長さ29.5cmまでの大型GPUが挿せる上、フルアルミ製でデザインにも優れたおすすめのケース。

今回、カラーはシルバーを選択したが、ブラックモデルも存在する。ケースの工作精度も非常に高く組みやすいので、初心者にもオススメ。
急ぎだったので店頭で購入したが、海外から個人輸入すれば国内の価格より100ドルほど安く購入できる。

組んでみた感想

上記のパーツを元に組んでみる。自作するのは実に3年ぶり。今回はケースが小さい分最低限のパーツ構成なので作業は簡単。

やることは基本的に「ねじ締め作業」のみのため、ドライバー1本あれば作業が完結する。パーツの性能は年々進化しているが、組み立て手順は何も変わっていなくて安心した。

「TUF-GTX1660TI-O6G-GAMING」に搭載されているファン部が想像以上に厚く、ケースと干渉してしまう問題が発生。蓋をしてみると多少膨れる程度だったので、マスキングテープでグラボを固定しすることで干渉を回避することができた。今の所、特に不具合なく運用できている。

電源の向きや超小型ケースということもあってケーブルの取り回しに多少苦戦したものの、約2時間程度で作業が完了。

起動直後に電源が落ちる不具合に見舞われたが、グラボの差込口(PCI-E)と電源ケーブルが干渉しているのが原因だった。初期不良でなくて助かった。

メリット
  • 思っていた以上の高級感に満足
  • 動作時の温度は高めだが許容範囲
  • 小型サイズにこだわらなければ価格はもっと下がる
  • 用途・予算に合わせて構成を柔軟に選択できるのはメリット

思っていた以上の高級感に満足

デスクに置くとこんな感じ。あまりの小ささに、とてもGPUを積んだゲーミングPCには見えない。デスク上に設置しても邪魔にならないので、設置場所を選ばないのもメリット。

アルミの質感を活かしたシンプルなデザインは、非常にクールで高級感がある。ケースとしては比較的高価だが、デザイン重視の方には特におすすめしたいケースだ。

動作時の温度は高めだが許容範囲

ケースが小型な上、ケースファンも未搭載であるため、温度が高めで推移するのは想定内。現状問題なく動作しているが、今後のことを考えると、底面にケースファンを搭載するか、CPUファンをより強力なものにする必要があると感じる。

小型サイズにこだわらなければ価格はもっと下がる

小型PCを自作する場合、「パーツの選択肢も少ない」「一般的なデスクトップPCに比べ排熱問題がシビア」という欠点がある。

厳しい環境でも安定して動作させるには、ある程度高品質なパーツを使用する必要があり、パーツの単価が上がってしまう。加えて、デザイン性とサイズ感も重視するとなると、コスパはどうしても下がってしまう。
コスパを重要視したPCを自作したい場合、マザーボードの規格をより大型なものに変更し、ケースをより安価で大型なものにするといいだろう。

用途・予算に合わせて構成を柔軟に選択できるのはメリット

久しぶりに自作してみて、自作の良さを改めて実感。パーツをイチから選んだり、知識0の状態で自作に挑戦するのはさすがに大変だが、用途や予算のビジョンがはっきり見えているなら、PCに詳しい知人に聞いてみたり、掲示板などで有識者に質問してみるのも一つの手。


自作PCのハードルは意外と低く、最低限の知識と予算があれば誰でも制作できる。PCの買い替えを検討している方は、自作PCも視野に入れて考えてみてほしい。