【レビュー】「iClever IC-BK11」購入。スマホ+BTキーボードで快適ノマド。

生産性を落とさず、より身軽に。


作業に必要な荷物の軽量化を図る

以前から、カフェでの休憩時や会社の休憩時間など、ちょっとした時間や出先等で作業を行う際に持ち歩ける小型のキーボードを探していた。

というのも、 ちょっとした空き時間にする作業のために 「Macbook Pro」や「iPad Pro」を持ち歩くのが少々面倒に感じることがあった から。

普段使用している「Macbook Pro」は13インチ。とはいえ、1.37キロとそこそこの重量だし、「iPad Pro」でさえ、キーボードと合わせて800グラムにもなる。裸で持ち歩くというわけにも行かないので、それなりの大きさのバッグも必要になってしまう。

「iPad Pro」より身軽に、出先で作業する方法を考えたとき、真っ先に思い浮かんだのは「iPhone」を利用することだ。

実際、iPhoneを使ったアイデアなどのメモ取りは通勤電車内などで日常的に行っており、下書きに近いものを作成する事はあった。

しかし、本格的な文章を作成するとなると、iPhoneのキーボードだと流石に作業効率の低下は避けられない。

そこで今回、手持ちの「iPhone 8」での作業を可能にするべく、小型のBluetoothキーボードであるiCleverの「IC-BK11」を購入した。

iClever「IC-BK11」について

メリット
  • アルミ素材で質感が良い。iPhoneとの相性も◎
  • 一度の充電で60時間動作するタフさ
  • 折りたたみ時の形状が特殊で持ち運びに便利
  • キーピッチが16mmと広め
  • 折りたたみのスタンド付き
デメリット
  • キー配列が特殊、小さいエンターキー
  • 本体が長く、バッグを選ぶ
  • タイピング時に本体が滑りやすい
  • シンプルデザインを阻害するロゴ

デザイン:本体はアルミ製でApple製品との相性はバツグン

「IC-BK11」の筐体は 「シルバー」と「ブラック」の2色 。今回は手持ちのiPhoneに合わせて「ブラック」を選択。色味は真っ黒ではなく、ややグレーに近い。iPhone 8のフレームの色味に近い感じで、非常に相性がいい。

デザインという点では、その特殊な折りたたみ形状にも触れておきたい。「IC-BK11」は、一般的な横折りの折りたたみキーボードとは異なり、 縦折りの折りたたみ機構を搭載 している。

「実際どうなの?」と思うかもしれないが、実際に使ってみると、 縦折りがいかに優れているかわかる。

  • 折りたたむと細くなり、バッグの隙間に入れやすい
  • 横折りに比べ、関節が少なく丈夫そう
  • 膝など、足場が不安定な場所でも利用可能

このように、縦折りならではのメリットも多い。 今までこの形状が普及しなかったのが不思議なほど だ。

機能:キーピッチが広く、快適なタイピングが可能。簡易だがスタンドも

デメリットでも述べたように、本体が縦長になってしまうのであまりコンパクトに感じないかもしれないが、その分キーピッチも「16mm」と、折りたたみ式にしては広め。

キーのストロークも十分確保されており、 ノートパソコンと遜色ない打鍵感 を得ることが出来る。

また、開いたときに 手前側が薄くなるように傾斜が付けられている のも、打鍵感の向上に一役買っている。

「IC-BK11」に 樹脂製のスマホスタンドも搭載 されている。ガッチリ固定するタイプではないし、角度調節も不可能と、機能としては最低限。とはいえ、スマートフォンであれば、安定して立てかけることが出来るし、別途スタンドが不要になるため、荷物の削減という点では大きなメリットだ。

使用方法:電源ONで自動ペアリング。接続先は3台まで登録可能。

iPhoneとの接続も非常に簡単。

  1. 電源ボタンをON
  2. 「Fnキー」と「Q」(「W」or「T」でも可)を同時押し
  3. iPhoneのBluetooth設定画面から「iClever IC-BK11」をタップ

上記の操作で初期登録、以降は電源をONにするだけで自動で接続される。

接続もスムーズだし 接続先を3台まで登録できる ため、接続先を変えるたびに再設定する必要がない。複数台で使い分けたいユーザーには、非常に便利な機能だ。

まとめ:特殊な機構ながら、サイズと機能のバランスに優れた堅実な作りのBluetoothキーボード

ボクのように、

  • タブレットやPCを持ち出すには抵抗があるが、出先でキーボードを使いたい!
  • iPhoneに合う、デザイン・品質に優れたBluetoothキーボードが欲しい!
  • 携行性も大事だけど、打鍵感も犠牲にしたくない!

これらの条件に1つでも当てはまるなら、真っ先にオススメしたいキーボードだ。

また、本体がアルミ製であるにも関わらず、価格は4,500円と比較的リーズバブル。

今までにない折りたたみ形状にばかり目が行きがちだが、使い勝手からデザインまで非常によく考えられており、 携帯性と機能性のバランスに優れた良キーボード と言えるだろう。