前記事で紹介したとおり、現在イタリアとスイスを巡る旅行の途中。
参考
10日間の海外旅行(イタリア・スイス)をバックパック1つで乗り切る為の持ち物について考えた。Sheklog
日本を出国後、中国・北京を中継し、翌日にイタリア・ローマまで移動。
イタリア・ローマまでは10時間以上という長時間フライト。
ボク自身、ここまで長時間機内で過ごすのは初めて。
長時間も乗りっぱなしとなると、疲れるような気がしていたが、機内は以外にも快適。
このブログ記事も機内で書いているが、すこぶる快適に書くことができている。
機内でWifiが使えないことは事前にわかっていたので、記事でも書いて時間を潰そうと思っていたが、流石に10時間も集中力は続かないのではないかと心配になり、出国の前日に、10月に新しく発売されたばかりの「Kindle Paperwhite」を購入した。
ボク自身、すでに「iPad Pro」をすでに所有しており、電子書籍端末は不要と考えていたのだが、一度使うと、その価値観は一気に崩れてしまった。
今回は旅の良き相棒である「Kindle Paperwhite」について紹介したい。
コンテンツ
「Kindle Paperwhite」ってなに?
- Amazonから発売されている電子書籍専用端末
- 6インチ、300ppiのE Inkディスプレイを搭載
- Kindleストアで購入した書籍を閲覧する事ができる
タブレット端末であるが、iPadのようにアプリを追加する事はできない。
そのため、iPadやAndroidタブレットほど利便性は高くなく、あくまで電子書籍専用の端末となっている。
では、なぜ今回「Kindle Paperwhite」を購入するに至ったのか。
それは、用途さえ合えば最高の電子書籍端末であると思ったから。
その理由を説明する前に、スペックについておさらいしよう。
スペック
ディスプレイ | Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ
解像度300ppi 内蔵型ライト フォント最適化技術 16階調グレースケール |
サイズ | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm |
重量 | Wi-Fi:182g / Wi-Fi + 無料 4G:191g |
システム要件 | ワイヤレス接続対応
コンテンツのダウンロード時にPC不要 |
容量 | 8 GB または32 GB / 端末本体に数千冊保存可能(一般的な書籍の場合) |
クラウド | Amazon のコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能 |
バッテリー | 1回の充電で数週間利用可能(明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、1日30分)。
ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります。 |
充電時間 | PCからUSB経由での充電で約4時間。
USB充電アダプター経由での充電で3時間。 |
Wi-Fi 接続 | 802.11b、802.11g、802.11n (bまたはgの互換モード)
パスワード認証によるWEP、WPAおよびWPA2セキュリティに対応 |
対応ファイルフォーマット | Kindle(AZW3)、Kindle (AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。
HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応 |
ユーザーヘルプ | スタートガイド(同梱、PDF)
Kindleユーザーズガイド(端末にプリインストール、PDF)。 その他の情報はヘルプページで参照できます |
保証とサービス | 1年間限定保証付き。
国内の場合、オプションで別売の延長保証をご利用いただけます。 |
同梱内容 | Kindle Paperwhite
USB 2.0充電ケーブル 保証書 スタートガイド(PDF) |
防水性能 | IPX8等級。深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認されています |
正直、カタログスペックで勝負する様な端末ではないのだが、参考程度にまとめてみた。
スペック表に載っていないことで重要なポイントをいくつか紹介すると、
- 本体のフロントパネルは強化ガラス製
- 32GBモデルの場合、漫画は約800冊程度保存可能(1冊約30〜50MB程度)。
- 高速ページめくり(画面を長押しすることで高速でページめくりする機能)に対応
一見パッとしないスペックだが、この端末の魅力を知るには、実際の使用感を伝えるのが手っ取り早いだろう。
「Kindle Paperwhite」の特徴
- 小型・軽量で、取り回しの良さは抜群
- 不慮の水濡れによる故障のリスクが少ない
- できることが少ない分、読書に集中できる
書きたいことは山程あるが、ここでは特に重要な3つの特徴について説明する。
小型・軽量であるため取り回しの良さはピカイチ
「Kindle Paperwhite」のサイズは「167 mm x 116 mm x 8.18 mm」と、文庫本(148 mm x 105mm)より一回り大きい。
厚みは「8.18mm」と薄く、背面はラウンド形状になっており、非常に持ちやすい。
小さめのバッグやズボンのポケットなど、狭いスペースにも収納することができる。
本体重量はWi-Fiモデルで182g、4Gモデルで191gと非常に軽量。
最近のスマホと同等の重量であるため、片手でつまみ持ちしても疲れることはない。
このように、 文庫本を意識した作りになっており、取り回しの良さは文庫本と同等かそれ以上。片手持ちで読むことを想定したサイズ・重量になっている。
不慮の水濡れによる故障のリスクが少ない
これまで、最上位モデルの「Kindle Oasis」にのみ搭載されていた防水機能だが、ようやく普及モデルの「Kindle Paperwhite」にも搭載された。
一般的に「ある程度継続して水没していても内部に浸水せず、使用することができる」とされる、IPX8等級の防水に対応。
Amazon公式の説明によると、推進2mに60分沈めていても浸水しないとされているため、お風呂やプールサイドなどの水場でも安心して使用することができる。
僕の場合、電車での移動中やカフェでの利用を想定しているため、そのような場面で使用する機会はあまりない。
一見ほとんどのユーザーにはメリットがないように感じるが、防水によるメリットは他にも存在する。
個人的に嬉しいのは、本体まるごと水洗いが可能である点。
スマートフォンやタブレットを長時間手に持っていると、どうしても手汗や指紋がついてしまうもの。
「Kindle Paperwhite」の背面はラバー素材になっており、長時間持っていると手垢や手汗が目立ってしまう。
防水対応により水洗いが可能になったおかげで、本体を清潔に保てるのは嬉しいポイントだ。
できることが少ない分、読書に集中できる
正直、これは買う前に各所のレビューで目にしていて、この端末の最も気に入っているポイント。
いままでiPad ProなどでもKindleはよく利用していたが、正直、小説を読了するほど、本に集中することができなかった。
iPadやスマートフォンには紙の本には存在しない「雑念」が多く存在しているためだ。
読書中にメッセージが届いたり気になることがあればブラウザを起動して調べたり・・・。
できることが多すぎるあまり、本来の読書という目的から離れていってしまっていた。
「Kindle Paperwhite」は余分な機能がない分、紙の本と同等かそれ以上の「没入感」を得ることができる。
液晶の高精細さも相まって、いい意味で「電子書籍っぽさ」がなくなっているため、紙の本を読んでいるように錯覚してしまう。
不満点はないの?
- 見開き表示ができない
- ページめくり時に残像が発生する
- 本のファイル形式によっては機能が制限される
見開き表示ができない
見開き表示ができないのは、活字を読む分には問題ないのだが、漫画など見開きのコマが多く存在する場合には、気になる人は気になるポイントかもしれない。
ページめくり時に残像が発生する
ページめくり時の残像は、E Inkを搭載した端末全般に言える問題。
「じゃあ液晶にすればいいでしょ」という話だが、E Inkには低消費電力かつブルーライトが発生しない等、液晶にはない利点も複数存在するため、一概にどちらが良いか判断することはできない。
いつか技術的なブレイクスルーが起きることに期待しよう。
本のファイル形式によっては機能が制限される
Kindleストアで配信されている書籍の中には、文字サイズの変更ができないものもいくつか存在する。
正直、Kindleストアの問題のような気がするのだが、いい加減仕様を統一できないものなのだろうか。
まとめ:スマホやタブレットよりも快適に電子書籍を楽しみたい全てのユーザーにおすすめの一台
新型が発売されるたび、使い勝手やデザインがアップデートされてきた「Kindle」シリーズも、この端末で 8世代目。
電車での移動中やカフェでの休憩時など、時間や場所を問わずに使えるその取り回しの良さは、長い間アップデートを繰り返してきたKindleシリーズならでは。
電子書籍に馴染みのない人でも、簡単に取り扱う事ができるはずだ。
スマホやタブレットでの読書体験に満足していない方や、電子書籍デビューを考えている人には特におススメ。
電子書籍を快適に楽しみたいなら、コレを買っておけば間違いない。
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