「Razer Blade Stealth 2019」が理想のPCすぎる。※2/7より国内販売開始。

用途次第では最高の選択肢になりそう。


今月、RAZERが発表した新型ラップトップ「Razer Blade Stealth 13」。

一目見たとき、ボクがノートPCに求める理想を全て詰め込んだ魅力的なマシンと感じた。

Windows版「MacbookPro 13インチ」とも言えるこのPCの魅力について、簡単に紹介したい。

基本性能はMBP13インチと同等かそれ以上

正直言って、ボクが今まで最も理想的に感じたラップトップは、今も愛用している「Macbook Pro 13」の2017年モデルだ。

スペックと本体サイズ、重量のバランスが絶妙で、日常使いからちょっとした編集作業まで難なくこなせる汎用性の高さが魅力だ。

Razer Blade Stealth 13」の基本スペックはMacbookProと同等かそれ以上。

OSの違いこそあるが、MBP13と同等のメモリやストレージ、より高速なプロセッサを搭載しており、日常的な用途だけでなく、クリエイターでも快適に使えるはずだ

ポート類も充実。

Thunderbolt3, USB-C, USB 3.0が2つと、MBPより豊富なポートを搭載。

かっこ悪いUSBハブを取り付けなくとも、複数の周辺機器が接続できるのは嬉しい。

MBP13インチに勝るグラフィック性能

個人的に、「Macbook Pro」唯一の不満点がグラフィック性能の低さだ。

MBP13はオンボードのGPUしか搭載しておらず、別途ビデオカードを搭載したモデルと比べると、グラフィック性能は大きく見劣りする。

とは言っても性能はそこそこで、4K動画の再生や日常的なマルチタスクも難なくこなせる性能を持っていた。

しかし、ゲーマー目線で見ると、グラフィック性能が不足していると感じるのも事実。

15インチモデルにするとグラフィック性能は大幅に向上するが、携行性の低下は避けられない上、価格もケタ違いに高くなる

eGPUを使用するという手もあるが、Bootcamp環境の場合、相性問題が多く、あまり実用的ではないのが現状だ。

Razer Blade Stealth 13」は、NVIDIAのラップトップ向けGPU「Geforce MX150 4G」を搭載している。

ゲーミングPCでいうとエントリーモデル向けではあるものの、MBP13と比べると遥かに高い性能を有している。

これならLoLなどの処理の軽いゲームはもちろん、FortniteやPUBGなどのFPSも、設定次第で十分快適にプレイできるはずだ。

従来のMX150より高性能なモデルを搭載?

スペックは以下の通り。

OS Windows® 10 Home (64-bit)
プロセッサ 第8世代 Core i7-8565U (1.8 GHz / 4.6 GHz 4コア)
ディスプレイ 13.3インチ FHDアンチグレアディスプレイ
13.3インチ 4Kタッチ対応ディスプレイ
グラフィック Intel® UHD Graphics 620
NVIDIA GeForce MX150 4G 25W
ストレージ 256GB M.2 SATA
256GB PCIe M.2
メモリ 8GB (LPDDR3 2133MHz)
16GB (LPDDR3 2133MHz)
バッテリー持続時間 13時間
その他 LEDバックライト搭載キーボード (Razer Chroma)
アンチゴースト
Bluetooth 5.0
端子(入力・出力) Thunderbolt 3 (USB-C)
USB-C
USB 3.1 Type-A x2
フロントカメラ (Windows Hello対応)
3.5mm ヘッドホン・マイク端子
本体サイズ(mm) 14.8×304.6×210
本体重量(kg) 1.28 (FHDモデル)
1.31 (4Kモデル)
電源 65W
価格 $1399.99 (FHDディスプレイ Intel UHD 620 搭載モデル)
$1599.99 (FHDディスプレイ MX150 搭載モデル)
$1899.99 (4Kタッチディスプレイ MX150 搭載モデル)

スペックシートをよくみるとわかるのだが、この機種に搭載されているMX150のビデオメモリは、従来の「2GB」より多い「4GB」。

さらに消費電力も、従来の「15W」より高い「25W」となっている。

ゲーミング用途において、ビデオメモリや消費電力が増える恩恵は大きく、「より高度なグラフィックをスムーズに表示する事ができるようになる」ため、ゲーミングにおいて非常に重要な要素となる。

既存のMX150より、一回り上の性能である事はほぼ確実だろう。

eGPUによる性能強化、アップグレードが可能

Razerは公式にGPUボックスである「Razer Core X」を発売している。

これは、デスクトップ用のビデオカードをノートPCに外付けすることで、グラフィック性能を強化することができるというニッチなアイテム。

この手のアイテムを利用する場合に気になるのはPCとの相性問題や安定性だが、どちらもRazer社製であるため、相性問題は考えにくい。

ややニッチな製品ながら、公式アイテムという事もあり、安心して購入することができる。

「軽い・速い・小さい」三拍子揃った今時ゲーミングラップトップ

背面のロゴや七色に光るキーボードから、多少の「ゲーミングデバイス感」は感じるものの、本体デザインはシンプルでスッキリとしている。

スッキリした外観ながら、「Macbook Pro 13インチ」と同等かそれ以上の性能を搭載した「イマドキなゲーミングPC」だ。

外付けGPUによって、スペックの強化が容易な点も◎。

Razer Blade Stealth 13」は、ゲーマーはもちろん、ハイスペックかつ軽量なラップトップを探しているユーザーの最適解といえる製品だ。

https://www.razer.com/gaming-laptops/razer-blade-stealth

2019/1/31 追記:まさかの新色「Quartz pink」(ピンク)追加。

米国で「Razer Blade Stealth 13 Quartz Edition」が発表。まさかの新色「Quartz pink」が追加。が、新色が発表されても相変わらず国内発売は未定のまま。

国内でお目にかかる機会はなさそうだが、どうしても欲しい方は個人輸入にチャレンジしてみるのもいいかも。

https://www.razer.com/eu-en/campaigns/quartz

2019/2/7 追記:本日より国内販売開始。2モデル展開。

本日より、待望の国内販売が開始。
最上位モデルである4K/MX150/16GBモデルは未発売ではあるものの、もっともバランスのいい性能をしているフルHD/MX150/16GBモデルが発売されているのはうれしい。

最も安価なモデルは169,800円と、MX150搭載のものより2万円程度安価なので、外部GPUによる高度なグラフィックス性能を求めないユーザーにオススメのモデルだ。
日本語配列も搭載し、しっかりローカライズされているのは好印象だが、個人的にはUS配列のほうが好みなので、カスタマイズできるとなおよかった。
RazerStore.com/ビッグカメラ(ソフマップ)/ツクモ/ドスパラで購入可能。下記リンクから購入することもできる。

焦って転売された商品や前モデルを購入しないようにしよう。

https://www2.razer.com/jp-jp/store/razer-blade-stealth