つければいきなり別世界。SONY「WH-1000XM3」体験アンド予約しました。

1/12 追記

購入後、再レビュー。より詳細なNC性能の検証や音声の遅延について書いてます。

カフェ、通勤電車、自宅・・・。

都内に住んでいると、周囲の騒音に悩まされることは多い。
家にいる時も隣の生活音が聞こえてきたり、カフェで周りの話し声が気になるなど、騒音を気にするとキリがない。
作業に集中したいとき」や「リラックスしたいとき」に限って、周囲の音が気になることも多いはず。

そんな時「WH-1000XM3」があれば、どこにいても「自分だけの空間」を創り出すことができるだろう。


購入の経緯。通勤のストレス軽減を図る。

ボクは、外出中や通勤のとき、「Beoplay E8」というイヤホンを愛用している。
Beoplay E8」は、今流行りの完全ワイヤレスイヤホン。
ケーブルレスで小型軽量である点が気に入っている。

しかし、カナル型であるとはいえ、NC機能が搭載されている訳ではないため、外音を完全に遮断できるわけではない。
電車内では、車内アナウンスや走行時の騒音もかなり大きく聞こえるし、カフェで作業している時も、周囲の話し声が聞こえてくることもしばしば。

作業中などは些細な雑音も気になってしまうもの。そんなときは、音量を上げて対応している。
しかし、あまり音量を上げると、音漏れが気になったり、鼓膜を傷つけてしまうデメリットもあるので、あまりやりたくないというのも事実。
そこで、上記のデメリットを解消するべく、ノイズキャンセリングヘッドフォン「WH-1000XM3」を予約した。

NC機能を搭載したヘッドフォンやイヤホンは市場に溢れている。
WH-1000XM3」よりも安価な商品や人気商品も多数存在するが、NC性能を重視したとき、「WH-1000XM3」はベストな選択であると断言できる。
このヘッドフォンを選ぶポイントは「NC性能」「装着感」「使い勝手」だ。


圧倒的なNC性能。まさに「持ち運べる書斎」。

ここでの「書斎」とは、「書斎にいるような静けさ」という意味。
というのも、「WH-1000XM3」には、業界でも最高レベルのノイズキャンセリング機能が搭載されている。
それを実現しているのは、ソニー独自開発のノイズキャンセリングプロセッサーである「QN1」。


これが、「高音質化」や「ノイズキャンセリング性能の強化」に一役かっている。
ノイズキャンセリングの細かい処理については、ソニー公式サイトの製品詳細でわかりやすく説明されているので、興味があったら見てほしい。

参考
WH-1000XM3SONY公式サイト

ウワサのNC性能を体験すべくソニーストア銀座へ

因みにこの「WH-1000XM3」、一部のソニーストアで先行展示されている。


手にとって視聴することも可能なので、興味のあるかたは近くのソニーストアに展示されているか確認してみてほしい。
今回丁度銀座に行く用事があったので、「ソニーショールーム / ソニーストア 銀座」で視聴してきた。

手持ちの「Beoplay E8」と比較してみた。

Beoplay E8」は、ノイズキャンセリング機能が非搭載。当然だが、音楽を流していない状態では店内のBGMや周囲の話し声がガンガン聞こえてくる。
音楽を流すと多少軽減されるが、あくまで外音を音楽でかき消しているだけ。

次に「WH-1000XM3」を試してみる。

まず、手に持った瞬間、想像以上の軽さに驚かされる。これなら長時間装着しても疲れにくいだろう。バンド形状もよく考えられており、奥さんの頭部にもボクの頭部にもジャストフィットした。
装着して電源を入れると、ノイズキャンセリングによって、周囲の音がほぼ聞こえなくなり、無音状態に。
ノイズキャンセリング性能は抜群で、無音状態で館内アナウンスの声が若干聞こえる程度だった。当然、音楽を流すと全く聞こえなくなる。
ノイズキャンセリングにありがちなホワイトノイズは全く聞こえなかった。これなら、外音の有無にかかわらず適当な音量で音楽を楽しむことができる。
音質も、「Beoplay E8」と比較するとワンランク上の音質に感じる。
ハイエンドの有線ヘッドフォンと比べると劣っているだろうが、iPhone8とのAAC接続にしては必要十分な音質に感じる。
性能を最大限活かすならば、aptXHDやLDACなどの高品質なコーデックに対応した機器が必須になる。
作業中は「より集中力を高めるツール」、自宅では「リラックスできる空間を演出するツール」として活用していきたい。

前作「WH-1000XM2」より洗練されたデザインや音質

前作「WH-1000XM2」は、そのシンプルなデザインと高いNC性能で、市場から一定の評価を得ている人気商品。

その後継機である「WH-1000XM3」では、本体を構成するパーツを減らす事で、より一体感のあるデザインとすることで、より洗練されたデザインになっている。

WH-1000XM3」での変更点は、デザインだけではない。

  • バンド部分をより日本人の頭に合う形状に変更
  • イヤーカップの素材を低反発ウレタンに変更
  • イヤーカップの構造を変更(ドライバーユニットを耳に合わせて傾けて搭載)
  • 本体の重量を20g軽量化

上記のような細かな調整や変更によって、装着感や音質を大きく向上させている。
ボク自身、ヘッドフォンを長時間つけていると、耳や頭頂部が痛くなってくることが多いので、本体の軽量化による恩恵は特に大きいだろう。

本体色は「ブラック」と「プラチナシルバー」の2色。本体色によって、ロゴやマイク部分の色も異なる。ソニーストアではどちらも展示されているので、試着してから決めることができる。


「ブラック」はイメージ通りの色味だったが、「プラチナシルバー」は、「シルバー」というより「ゴールド」に近い印象だった。
気になる人は、実際に見てから決めた方が無難だろう。

機能の修正・強化を図りつつも価格は据え置き。

上記で挙げた修正点以外にも、音楽を停止した状態でNC機能のみで使用可能になっていたり、クイック充電(10分の充電で5時間使用可能)に対応していたり、充電端子が「USB-C」に変更されていたり、細かな修正点は多数存在する。

これだけの修正や機能強化がありながら、価格は前作から据え置きなのだから、驚きを隠せない。


海外での先行レビューを紹介

実は、海外ではすでに発売されている国もある。実際、Amazon.comにはすでに30件以上のレビューがあげられている。
実際に使用している人のレビューが購入前に確認できるというのはとても参考になる。そこで、ここではいくつかのレビューを紹介したい。
素人翻訳であるので、いくつか謝りがあるかもしれないが、そこは大目に見ていただければと思う。


競合のBOSEに勝利

私は30種類のヘッドフォンを所持しています。
Bluetoothヘッドフォンも「Bose QC35 Ⅱ」と「B&W PX」を所有しています。今までのお気に入りは「Bose QC35 Ⅱ」でした。特に、使い勝手とノイズキャンセリング性能が気に入っています。
今回、私はより良い製品を求めて、WH-1000XM3を購入しました。Boseに負けず劣らず快適で、ソニーはいい仕事をしていると思います。
このヘッドフォンは低音がよく出ますが、私好みの音ではありません。そのため、イコライザで調整して使用しています。
ソニーのノイズキャンセリング性能はBoseよりも高性能です。目の前に立っている妻の話し声を聞くことができなかったです。
このNC性能は、現状あなたが体験できる最高のものでしょう。
高性能なNCと最高のサウンドをそなえたBluetoothヘッドフォンが必要である場合、これを買うといいでしょう。


私が試した中で最も優れたノイズキャンセリングヘッドフォン

Boseのノイズキャンセリングヘッドフォンを所有しているが、このヘッドフォンには驚かされた。
このヘッドフォンのNC性能は、私が所有している「Bose QC35」より遥かに高性能だ。長時間装着していると耳が痛くなることが多いが、このヘッドフォンは、本体も軽く、装着感も快適だ。
クイックアテンションモード(右側のハウジングに搭載されたタッチセンサーコントロールパネルの全面を手で触れている間、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくする機能)は非常にクールだと思う。
デザインはBoseの方が好みだが、高音質と最高のNC機能を利用するためにこのヘッドフォンを購入した。
Galaxy S8やNintendo Switchと同じ、USB-C経由で充電が可能なのが便利。また、クイックチャージでヘッドホンを充電することもできる。
私は「WH-1000XM3」が非常に気に入ったので、普段から持ち歩くヘッドフォンになるだろう。


Amazon.comには、他にもいくつもの参考になりそうなレビューが上がっている。
今回は、その中でもしっかり書かれていると感じた2件のレビューを紹介。
購入時の参考になれば幸いだ。


まとめ

いかがだっただろうか。
WH-1000XM3」は、「NC性能」「装着感」「使い勝手」全てが、現状最高レベルのヘッドフォンであると言える。
値段もこの手の製品としては高すぎるということもない。この価格で「自分だけの空間」が手に入れられると考えれば、非常にお買い得といえるのではないだろうか。

10/20 追記

ソニーストアでは品切れが続いている様子。早めに購入したい場合は、アマゾンからの購入がおすすめ。
ソニーストアより若干高いが、4000円分のポイントが付くので、価格差はほぼないと言えるだろう。

1/12 追記

最近は価格もこなれてきて、36,000円台から購入可能。性能から考えて、非常にお得といえるだろう。

発売から数か月たったが、毎日のように使用中。2018年のベストバイにも選出するなど、お気に入りの一台になった。