世はワイヤレスゲーミングマウス戦国時代。各社がこぞってワイヤレスゲーミングマウスを発表し、その選択肢も非常に豊富になった。
そんな中、これまで多くのゲーミングマウスを世に送り出し、業界をリードしているLogicool(ロジクール)が、渾身のハイエンドゲーミングマウスを発表。
その名もLogicool G「PRO Wireless」。価格にして約2万円にもなる高級マウスだ。
ボクは、以前7000円弱で購入した Logicool「G403WL」というゲーミングマウスを愛用しているが、スペックも申し分なく、ワイヤレスの利便性とゲーミングマウス特有の基本スペックの高さがお気に入りで、ゲームはもちろん、日常的に愛用していた。
しかし、購入から1年以上経過した現在、マウス側面のラバー素材が摩耗してしまい、剥がれたラバー素材が指に付着してしまうように。
同じマウスの買い直しも考えたが、また1年で同じ状態になってしまうかもしれない。
そこで今回、同じlogicool製かつ側面がラバー素材ではないモデルである「Logicool G PRO Wireless」を購入することに。
2万円近い価格に一瞬躊躇したが、安いマウスを何度も買い換えるより、1つ良いマウスを購入すれば数年使えるだろうと考え、そのままの勢いで購入した。後悔はしていない。
実際に使用してみると、期待以上に出来のいいマウスで一安心。
買ったばかりではあるが、質感や機能性について簡単に紹介していきたい。
コンテンツ
スペック
仕様
- 型番:G-PPD-002WL
- 保証情報:2年間無償保証
- 必要システム:Windows® 7以降、macOS 10.11以降 、Chrome OS™、USBポート、(オプション)インターネット接続環境(Logicoolゲーム ソフトウェアのダウンロード時に必要)。
パッケージ内容
- 製品本体
- LIGHTSPEED™ USBレシーバー
- USB充電/データケーブル
- レシーバー延長アダプター(オプション)
- サイドボタン(左 x2、右 x2)(オプション)
- ボタンカバー(左 x2、右 x2)(オプション)
- クイックスタートガイド
- 2年間無償保証
技術仕様
トラッキング
- センサー:HERO™
- 解像度:100~16,000dpi、ゼロスムージング/アクセラレーション/フィルタリング
- 最大加速:>40G
- 最大スピード:>400インチ/秒
反応性
- USBデータフォーマット:16ビット/軸
- USBレポートレート:1000 Hz (1ms)
- ワイヤレス テクノロジー:LIGHTSPEED
- マイクロプロセッサ:32ビットARM
耐久性
- メインボタン:5,000万回のクリック
- PTFEフィート:250km2
- 電池寿命
- デフォルトのライティング:48時間
- ライティングなし:60時間
- その他の特徴
- POWERPLAY対応
- オンボード メモリ:プロファイルx5
- LIGHTSYNC RGB:ゾーンx1
- 機械式ボタン テンショニング システム
物理的仕様
- 幅:125.0 mm
- 奥行:63.5 mm
- 高さ:40.0 mm
- 重量:80 g
- ケーブル長:1.80 m
パッケージ開封。
パッケージ前面には実物大のマウスとロゴがあしらわれている。シンプルなデザインで、Apple製品のような高級感がある。パッケージは薄いビニールによって覆われており、包装も非常に丁寧で好印象。
カッターで丁寧に開けていく。
ナイフで切れ目を入れ、ビニールを剥がしていく。パッケージを開けると、分かる人にはわかる「蓋がパッケージに吸いつくあの感覚」が(伝われ)。この開封の気持ちよさは、まるでApple製品のようだ。
パッケージ背面。中央に「PLAY TO WIN」の一文。これでボクも1つ上のステージに進めるだろうか。その背面には、薄くG PRO Wirelessの特徴が書かれている。
パッケージ側面(右)。今回このマウスの開発を協力・監修したプロゲーマーが所属するチームのロゴがあしらわれている。T・S・M!T・S・M!
パッケージ側面(左)。マウス本体のスペックが記載されている。ここを読むだけで、このマウスの基本性能の高さが伺える。
パッケージを開くと、いきなり本体とご対面。付属品は見えない状態でパッケージングされており、細かいところにlogicoolのこだわりを感じる。プラスチック製とは思えないほど本体の質感は高く、価格に見合った質感だろう。
いい意味でゲーミングマウスらしくないシンプルな外観と、ゲーミングマウスらしい機能性の高さが個人的にツボ。このデザインなら、会社やカフェなどで目立つことなく使用することもできそうだ。
付属品
次に付属品をみてみる。
- 交換用ボタン
- レシーバー
- 充電ケーブル
- 説明書
- 保証書
「G PRO Wireless」は側面ボタンが交換可能であるなど、カスタマイズ性の高さが特徴のマウス。付属品も豊富で、必要なものは揃っている。
手に取ると、その軽さに驚く。
本体を取り出してみる。
その重量は約80g。手に取ると、本当にバッテリーが搭載されているのか?と疑いたくなるほどの軽さだ。一般的なワイヤードマウスよりも軽いのではないだろうか。この軽さながら、基本性能もハイスペック。通常利用なら性能を持て余すこと必須だろう。
側面の素材がラバー(ゴム)→プラスチックに変更
以前使用していたG403は側面がラバー素材で1年ほど使用していると摩耗してしまっていたが、「G PRO Wireless」はプラスチック製。
これがこのマウスに買い換えた最大の理由。側面の素材がラバーからプラスチックに変更されたことで、長期の使用でも摩耗する心配はなくなった。
この変更による副産物も。全体が繋ぎ目の少ないデザインになったことで、ハードに使用しても汚れが付きにくくなった。
左右のクリック感は軽め。
決して誤爆するほどの軽さではなく、右クリックを連打するような使い方でも重さが気になることはないだろう。クリック音も「カリッ」というような短めのはっきりとした音。クリック感と相まって、爽快感のある押し心地だ。
音は結構大きめなので、静かな空間で使用するときは注意したい。
安いマウスだと、止めたい所で止められなかったり、地味にフラストレーションの溜まりやすいホイール部分もよく調整されている。硬すぎず柔らかすぎず、カッチリした操作感で、しっかり止められる。
FPSなどで急いで武器を切り替える際にも問題なさそうだ。
DPI変更スイッチは本体裏に移動。
以前までマウスホイール直下に配置されていたDPI変更スイッチは本体裏に移動。デザイン性の向上に一役買っている。
使用中にDPIスイッチを瞬時に切り替えるような使い方はしないし、ホイールの操作中に誤ってDPI変更スイッチを押してしまうことも結構あったので、今回の変更は歓迎。
レシーバーが収納可能。紛失リスクの低減
本体裏のカバーを開けると、専用のレシーバーを収納するスペースがある。
レシーバーなどの細かいパーツは、どこにいれるか困るもの。
これなら、持ち運び時にレシーバーをなくす心配も減るし、他のレシーバーと混同することも防止できる。細かな配慮だが、よく考えられていると感じた。
もちろんLEDの発光ギミックも搭載。
ゲーミングマウスらしい発光機能も健在。当然無効化もできる。
ボクは発光ギミック自体大好きだし、クールな機能だと思うが、出先などではどうしても目立ってしまう。MAX輝度でギラギラ光らせていると、妻からの冷たい視線が気になってしまうので、普段からOFFにしている。
ちなみに色味は専用のソフトウェアで細かく調整できるので、自分のデスクのテーマにあった色を選択できるようになっている。光らせるとこんな感じ。かっこいい・・・
まとめ
まだ軽く使用しただけであるため、使用感等はあまり詳細に伝えられないが、見た目、操作感ともに気に入っている。PUBG のプロリークでも推奨マウスに選ばれるなど、信頼性も十分。
約2万円もする高級マウスだが、キーボード同様、長く使い続ける仕事道具と考えれば、決して高くない価格だ。