【レビュー】「HHKB HYBRID」を買ったらメリットしかなかった件【Proから買い替え】

先日、2年ほど使用していた「Happy Hacking Keyboard Professional 2」 から「Happy Hacking Keyboard Hybrid 」に買い替え。

一見すると同じ製品にみえる両者。HHKBらしい打鍵感の良さや、質実剛健でミニマルなデザインは従来通りだが、実際の使用感は「全く別物」といえるほど、洗練された製品に仕上がっている。

  • タイピング速度や精度が重要なプログラマー
  • 長時間のタイピングでも疲れにくいキーボードが必要なライター
  • 特定のキーを激しく消耗するゲーマー
  • テレワークの導入によりタイピングの機会が増えたテレワーカー

「HHKB HYBRID」は、ユーザーに寄り添ったアップデートや改良が施され、太古の昔から存在した「HHKB」への不満点の多くが解消された。

これにより、「HHKB」の対象ユーザーが大幅に増加。例えば「テレワークの導入を機に良いキーボードを導入したい管理職、テレワーカー」や「複数台のPCで同時平行で作業する方」「これまで使い勝手の面から購入に踏み切れなかった方」などにもオススメ。


今回の記事では、「HHKB HYBRID」の実際の使用感やオススメな点について紹介したい。

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購入したHHKBのモデルについて

今回購入したのは「HHKB HYBRID」の無印版。タイピング時の静音性を求める場合は、静音モデルである「HHKB HYBRID Type-S」の購入がオススメ(打鍵感が多少異なる点は注意)。

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「HHKB HYBRID」の主な特徴

  • 有線接続/無線接続に両対応し、複数機器をシームレスに切り替え可能に
  • 接続端子が「mini B」から「Type C」へアップデート。モダンな仕様に
  • 従来通りの使い心地の良さは健在
  • キーマッピングに対応し、慣れた配列を再現可能に

有線/無線接続に両対応した初めてのHHKBはメリットだらけ

これまで有線接続モデルと無線接続モデルに別れていた「HHKB」シリーズだが、「HHKB HYBRID」でようやく接続方式の切り替えに対応。大幅に利便性が向上した。

メモ

これまでは無線接続の「HHKB Professional BT」、有線接続の「HHKB Professional 2」に分かれていた。

ボクは日常的に複数の端末を作業別に使い分けながら作業しているため、「HHKB HYBRID」の接続先切り替え機能が非常に便利。

デバイス接続方法用途
メインPC(Windows)有線接続FPS、MOBA等のゲーム用
サブPC(M1Mac)無線接続ブログ記事作成、webサイトコーディング等の作業用

このように、接続機器や用途に合わせて接続方法を柔軟に切り替えできるのも「HHKB HYBRID」の魅力。

サブPCである「MacbookAir」は外部ポート数が限られており、有線接続する空きスペースも少ないので無線接続で使用。合わせて「Magic Trackpad 2」を導入することで、「MacbookAir」本体をデスク下に置いた状態で作業できるようになり、デスク上の作業環境が改善された。

Bluetoothによる接続先は4台まで登録可能。複数機器の使い分けも安心

「HHKB HYBRID」は、接続端末の切り替えも非常にカンタン。

操作方法内容
[Fn]+[Q]現在の接続を解除
[Fn]+[Command]+[1〜4]無線接続(最大4台)へ切替
[Fn]+[Command]+[0]有線接続へ切替

Bluetoothの接続先も「4台」まで登録でき、接続の切り替えも非常にスムーズ。

複数台のPCを使い分けるユーザーには魅力的な機能だ。

「単三電池で稼働」「USB Type-Cの採用」可用性の高さはモバイル用途でメリット

「有線/無線接続の切り替えなど新たに追加された機能以外にも、接続端子のUSB形状が「Micro MiniB」というレガシーな規格から「USB TypeC」という最新規格に変更されたのもポイント。

最近ではスマホやPCなど、多くのデバイスで採用される規格であるため、出先でHHKBのバッテリーが切れても、スマホの充電ケーブルを流用すれば有線キーボードとして利用でき、荷物を増やさず可用性を高めることができる。

また、「HHKB HYBRID」は前モデル同様「単三電池」で動作する。

充電式でないことは賛否両論あるだろうが、「単三電池」はコンビニやスーパーで容易に入手可能であるのがメリット。充電式に比べ若干可用性が高く、仕事道具としての安心感を最優先に設計されている。


テレワークとオフィスを行き来するユーザーの場合、スマホのバッテリー残量以外にはいちいち気が回らないのも確か。バッテリー残量をいちいち気にかけるより、切れたら電池を買いに行く方がよっぽど楽だ。最悪有線でも利用できるので、ストレスは最小限で済む。

現代の生活様式に適した仕様で、据え置き用途でも持ち運び用途でも利便性が非常に高いのが「HHKB HYBRID」最大の魅力だ。

完成された「静電容量式キーボード」の操作感はもちろん健在

「HHKB HYBRID」は従来の「HHKB」と同様に、基本性能や品質の高さも魅力。

「静電容量方式」を採用したキーの押し心地は「最高」の一言に尽きる。アニメやドラマに出てくる、謎の巨大機械に搭載されたキーボードのような、一般的なキーボードより大きい「スコスコ」という打鍵音が特徴的。

キーのストロークも深めで、しっかりとしたタイピング感が味わえる。タイピングが上手な人ほどリズムに乗りやすいキーボードという印象。

TeamsやSlackなど、チャットツールを用いたコミュニケーションも面倒に感じないどころか、「もっと打ち続けていたい!」とさえ思えてくるほど最高の打鍵感が味わえる。

静電容量式キーボードはセブンイレブンで体験できる

「静電容量式キーボードを触ったことがないからイメージしにくい」

そんなユーザーも多いはず。実はセブンイレブンのATMには、「HHKB」と同様「東プレ製」の静電容量方式のキーが搭載されている。

押下の度に感じるあの「スコスコ感」。たとえ憂鬱なクレカの支払いだろうと、その操作感にストレスを感じるユーザーはいないはず。

また、一日何百回押されてもへこたれない耐久性の高さも「静電容量方式」の魅力。

チャタリング(同じキーが連続して入力される)や、タイピング感が劣化が少なく、ゲームなど特定のキーを酷使するハードな用途でも、安心して利用することができる。

ミニマルな配列に欲しいキーを自由に配置「キーマッピング機能」

ボクが使用している「HHKB HYBRID」はUS配列のもの。一般的なJIS配列のキーボードに比べ、キー数が少なく実用性に欠けるという意見も多い。またJIS配列はJIS配列で使わないキーが多くデザインがスッキリしないというデメリットもある。

いずれにせよ「慣れあるのみ」だが、「HHKB HYBRID」にはキーマッピングを自由に変更できる「キーマッピング変更」ツールが提供されている。

これにより、初めて「HHKB」に触れるユーザーにも優しい仕様となっただけでなく、「HHKB」特有のミニマルな見た目を維持しつつ、自分好みの配列を実現可能になった。

なんとUS配列に本来存在しないキーもマッピング可能なので、[Command]を[英数/かな]に変更することで、「Magic Keyboard」に近い配列を再現して利用している。

また、変更したマッピング情報は「HHKB HYBRID」本体に保存されるため、別の機器でも普段通りの配列で利用することができる。

「Windows環境」でMagicKeyboardを再現する場合

Windows環境でボクの設定を真似する(Magic Keyboardの配列をWindows上に再現)場合、macOSの独自キーである[英数/かな]はWindows上で利用できない点に注意。

この問題を解決するには、キーマッピングを変更する外部ツール「Autohotkey」の導入が必要。「Autohotkey」上で[英数/かな]を[無変換/変換]に置換する必要がある。

ただし、一部のゲームで「AutoHotKey」を利用しているとチート判定を受ける場合があるので注意。

もちろんゲーミング用途でなければ問題ない。この問題さえ解決できれば、Windows/Mac環境で同様のキー配列が利用できる希少なキーボードなる。

結論:買い替えは大正解。最高の打鍵感をいつでもどこでもどのデバイスでも。

2年ほど使用した「Happy Hacking Keyboard Professional 2」 から「Happy Hacking Keyboard Hybrid 」に買い替えた結果、思った以上のメリットを感じることができた。

複数機器のスムーズな切り替え、キーマッピング機能によるお気に入りの配列の再現など、今まで疎かにされてきた使い勝手の良さに磨きがかかり、「古き良きキーボード」から「イマドキのキーボード」に昇華した印象。

従来通り「静電容量方式」キーボードの心地よさも健在。最高の性能に加え、痒い所に手が届く機能追加・改善により、「HHKB Hybrid」は「究極のHHKB」と言える存在になった。

少しでも興味のある方は、店頭で一度触れてみてほしい。その最高の打鍵感の虜になるはずだ。

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