モバイルモニターでテレワークをハックする
今回、「テックウインド」様より「On-Lap M505E」というモバイルモニターを提供して頂いた。
コロナの影響でテレワークの導入が進む中、自宅での作業効率がなかなか上がらなかった筆者にとって、自宅の作業環境の改善に大いに役立った。
実際に在宅勤務で1ヶ月ほど使用したので、モバイルモニター導入前後での変化、製品の特徴についてレビューしていく。
参考 M505Eモバイルモニター | GechicM505Eモバイルモニター | Gechic
「テレワーク捗らないよね」問題
コロナ禍により、弊社にテレワークが導入されてはや半年。
すっかり在宅勤務も板についてきたが、テレワーク時と出社時の「作業効率の差」は未だに大きいように感じる。
ボクは週2、3日が在宅勤務という変則的な勤務形態であるため、自宅とオフィスの作業効率の違いを日々痛感している。
- 「仕事以外の誘惑が多い」
- 「チーム内のコミュニケーション難しい」
- 「使用ツールなど環境面での変化」
オフィス勤務にはない様々な要因が重なり、作業効率が大きく低下してしまう。
コミュニケーションの課題は避けられない。誘惑は自分を律するしかない。ならば、物理的に対処できる問題はなるべく改善したい。
そこで、自宅とオフィスの「環境的な差」を埋めることにした。
外部モニター導入。自宅にオフィスを再現する
オフィスでは外付けモニターの大画面で作業するボクにとって、自宅でのラップトップの画面は狭く窮屈。
家に会社と同じような大画面モニターを設置すれば良い話なのだが、仕事のためにモニターを設置するのは少々気が引ける。
- 手軽に接続できるモニターを持っていない
- 部屋のレイアウトの都合上設置スペースがない
- 仕事道具が常に視界に入るのが嫌
上記の問題を回避しつつ、なんとか作業効率を向上したい。
そこで「モバイルモニター」の出番。外付けモニターの弱点である「取り回しの悪さ」をカバーしつつ、オフィスに近い作業環境を構築することができた。
なぜモバイルモニターなのか
オフィスの環境を完全再現する場合、大型モニターの導入は必須。
しかし、一般的な外付けモニターには下記のような問題がある。
- コンセントが必須。配線が多く、部屋がごちゃつく
- 大型&常設のため、設置場所を確保が難しい
- 作業場所の移動・取り回しが困難
残念ながら、ボクのデスクはモニターを複数枚設置できるほど広くないし、日常的に使用するスペースに仕事道具を常設する気にもなれない。
「モバイルモニター」の場合、上記の問題を回避することができるだけでなく、メリットも多い。
- 本体が小さく薄いため、好きな場所に持ち運びできる
- USBケーブル一本で「映像出力」「給電」が可能
- コンパクトかつ必要十分な拡張性
本体が小さく薄いため、好きな場所に持ち運びできる
モバイルモニターには小さく薄いものが多く、外への持ち出しも可能なのが特徴。
ボクが使用している「On-Lap M505E」は 「約1200g」と軽量であるため、バッグさえあれば持ち出すのも苦にならない重さだ。
取り回しの自由度の高さこそ、モバイルモニターを選ぶ最大のメリットと言える。
USBケーブル一本で「映像出力」「給電」が可能
いくら本体が小さく軽くても、使用するのに必要なケーブルが多くては意味がない。
セットアップにも時間が掛かる上、頻繁に持ち出す気にはならないだろう。
片付けが億劫になり結局出しっぱなし・・・という風になることは容易に想像がつく。
「On-Lap M505E」はUSBケーブルによる「映像出力」と「バスパワー動作」に対応。PCとケーブルを1本繋げるだけで利用することができる。
ACアダプタを使用しないため、自宅のデスクからリビングなど、どんな場所でも使用することができる。
またPC側の設定も必要なく、誰でも簡単に利用することができる。
手持ちの「Macbook Air 2020 M1チップモデル」で試したところ、正常に動作することを確認した。
「USB Type-Cポート」を搭載した最近のMacbookやWindows PCであれば問題なく使用できるだろう。
コンパクトかつ必要十分な拡張性
「On-Lap M505E」には折り畳み機構が搭載。
入力/出力ポートを備えたスタンド部分を折りたたむことができ、収納時は非常にコンパクト。
雑誌本サイズにまで小さくなるので、収納場所に困ることはないだろう。
薄型ながらポート類も充実。ディスプレイとして必要な機能は余すことなく搭載されている。
- イヤホンジャック x1
- HDMIポート(入力) x1
- HDMIポート(出力) x1
- USB Type-C(給電・映像出力) x1
- DC IN(電源入力) x1
- スピーカー(ステレオ) x1
HDMIポートを備えているため、「PS5」「ニンテンドースイッチ」などのコンシューマゲーム機も接続可能。USB接続に対応しない機器でも、HDMIポートが利用できるため、非常に汎用性が高い。
USB Type-Cポートには「Macbook」「PC」「iPad Pro」などが接続可能となっており、接続できる機器は豊富。
「モバイルモニターの導入」で「テレワーク」は改善できる!
では、モバイルモニターを導入してどの程度快適になるのか。
実際にボクがモバイルモニターを1ヶ月ほど使用した感想はというと、
- 作業範囲が少し拡大するだけで、作業のストレスが大幅に軽減された
- 持ち運びが容易で、リビングなど様々な場所で作業するようになった
- ケーブルが1本で済むため、セッティングが簡単で手軽に利用できる
たった1ヶ月の使用だが、導入前と後では作業効率が劇的に改善。想像より多くのメリットを実感することができた。
会社のモニターにサイズこそ劣るが、解像度はフルHDと高く、映像品質も十分高品質。Excelやブラウザ上の細かな文字まで、クッキリ鮮明に表示することができた。
画面が増えたおかげで、マルチタスクの作業効率が大幅に向上。複数のソフトを同時に使用するシーン(例えば、仕様書を見ながらコーディングをするなど)の作業効率が劇的に改善した。
接続するケーブルも1本で済むので、気分転換に作業場所を変えるのもラクラク。書斎でもリビングでも近所のカフェでも全く同じ環境で利用できる。
作業中だけでなく、休み時間にも大活躍。接続した「ニンテンドースイッチ」で休憩中に大画面でゲームを楽しむこともできた(スイッチの利用にはHDMI接続が必要)。
コロナ禍でテレワークは当分続く。モバイルモニターを買うなら今かも
コロナの流行は2020年12月現在もまだ世界中で続いている。
コロナの流行が治る気配はなく、来年以降も在宅勤務が中心の生活は続くだろう。
コロナが早く沈静化することを願いつつ、来年のテレワークを見据えて「モバイルモニター」を導入しておくのも悪くない。
「On-Lap M505E」について
今回僕が使用しているのは「On-Lap M505E」というモバイルモニター。
「フルHD解像度」「15.6インチの画面サイズ」と必要十分スペックを備えている。
一般的なモバイルPCが13インチ前後であるのに対し、一回り大きめの画面サイズであるため小さな文字もクッキリと大きく表示され、事務用途に最適なサイズのモニターだ。
液晶パネルは「TFT LCD」と安価なパネルだが、発色も良く映像の品質もなかなか良い。
フォトレタッチや動画制作など、正確な色が求められる用途でなければ、問題なくこなすことができるはずだ。
基本的にシンプルなモバイルモニターであるため、付加機能は最低限。「タッチパネル」「内蔵バッテリー」などの機能は搭載されていない。
その分、使い方も非常にシンプル。USBケーブルをPCに接続するだけで利用でき、PC初心者にもオススメのモバイルモニターとなっている。
本体には折りたたみ式のスタンドが付属。縦横どちら向きの設置にも対応している。
普段使いにおいて、「縦置き」は非常に便利。ネットサーフィンなど、縦方向に多くの情報を表示する用途に適している。
「モバイルモニターにも色々な種類があって分からない」「画面の拡張さえできればいい」など、PC初心者やシンプルなモニターを求めているユーザーに特にオススメのモバイルモニター。
下記のリンクから購入することができるので、気になる方は参考にしてもらいたい。