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「リング フィット アドベンチャー」を横目で見ていて感じたこと。

最近、スイッチで発売されたとあるフィットネスゲームが話題になっている。

その名も「リング フィット アドベンチャー」。付属する輪っか型のコントローラー(通称:リングコン)を使い、様々なフィットネスを駆使し、異世界を冒険するRPGだ。

今回、奥さんの運動不足解消を目的に購入。ネットで話題になるちょっと前だったので、量販店で普通に購入できた。

これまでランニングや水泳、腕立て伏せなど、様々な運動に挑戦しながらも挫折してきた妻だったが、「リングフィットアドベンチャー」を購入して以来40日もの間、継続してプレイできている。

運動に対し苦手意識を持っている妻が、ここまで継続してプレイできているというのはただごとではない。

今回は、そんな妻のプレイを観察して感じた「リングフィットアドベンチャーの凄さ」について、簡単に紹介していきたい。

成果を実感しやすい小まめな表示

一般的に、フィットネスを続けるには「明確な目標」と「強靭な精神力」が必要になる(と、個人的には思っている)。

ただ「痩せたい」「筋力を付けたい」というようなゆるふわな理由だけではじめると、具体性のない目標のせいで中緩みしやすく、そのままやめてしまうパターンも多い。

「リングフィットアドベンチャー」の場合、ゲームであるという利点を活かし、中緩みをさせないための工夫が随所に散りばめられている。例えば、道中での様々な記録の通知機能はその主たる要素のひとつだ。

「リングフィットアドベンチャー」では、ストーリーを進めていくなかで途方も無い数のフィットネスを行う。

そんな途方もない数のトレーニングを管理するのはとても無理だ。このゲームでは、道中で行った「トレーニングの種類」や「それぞれの回数」を自動でカウントしてくれる。

また、キリのいい回数をこなした際には、その記録を報告すると同時にユーザーを褒めてくれる。

一般的に家で行うトレーニングと違い、自身での運動量や消費カロリー計算など、自己管理が一切不要。継続に対するハードルが極限まで少なくなるよう工夫されている。

普通にプレイしていて気がつかないようなことをサプライズ的に褒めてくれるので成果も実感しやすく、プレイヤーのモチベーションアップにもつながる。

運動する違和感を感じさせないゲーム性

RPGならではのゲーム性とフィットネスとの親和性の高さもポイント。

RPGではおなじみの「キャラクターの成長要素」ももちろん搭載。ゲームを構成する上で非常に重要な要素となっている。

「リングフィットアドベンチャー」ではキャラクターが成長するたび、戦闘時にプレイヤーが使える技(フィットスキル)が増えていく。

レベルが上がるほど使用できるスキルの難度と攻撃力も増加する。ゲームのスムーズな攻略にはこれらの「フィットスキル」が必要不可欠。結果として、高難度のフィットスキルに挑戦する必然性が生まれる。

このように、「RPGならではのゲーム性」と「フィットネスの必然性」をうまくリンクさせる事で、ゲームに夢中になるほど、フィットネスに対する嫌悪感を忘れさせてくれる仕組みが生まれている。

​ストーリーや世界観がしっかり作りこまれているのも好印象。ゲーム性がおろそかだと、没入感が損なわれてしまいモチベーションもだだ下がり。普段まったくゲームをプレイしない奥さんにも分かりやすい世界観と、王道ながら盛り上がるストーリーテリングはさすが任天堂といったところ。

一日毎の運動量を計算して、キリの良いタイミングで知らせてくれるアラート機能

地味だけど最も感心した機能はコレ。「今日はここまで進めるぞ」と自分でノルマを考えた途端、プレイすること自体が面倒くさくなり、自分に言い訳してしまうことないだろうか。僕はまれによくある。

「リングフィットアドベンチャー」は、疲労度・プレイ時間・消費カロリーなどから、「プレイヤーに最適なやめ時」を通知してくれる。

プレイヤー自身が目標を考える必要性は一切ない。いつでも決まった時間、最適な量の運動を行うことができる。「昨日は普段より頑張ったし、今日は休もう」という言い訳を出来なくさせる、やさしくも厳しい機能だ。

意外と奥の深いバトル

フィットネスの為のオマケ要素と思うなかれ、バトルは骨のある本格派。



ストーリーの進行によって敵の強さや行えるアクションも増えていく。戦闘においては、範囲攻撃・単体攻撃の使い分け、タイプ毎の相性、回復のタイミングなど、バトル時に考えることも増えていく。

ゲーマー目線で見てもなかなかやりごたえのあるバトルだが、操作説明や逐一表示されるヒントなど、老若男女がプレイ出来るような作りになっている。

普段全くゲームをプレイしない妻ですらプレイできているので、ほとんどの人は迷う事なくプレイできるはずだ。

1回のプレイ時間が短く、日々のルーティンに組み込みやすい

一日の運動が「10~20分」と短時間で完結するので、食後や入浴前など、日々のスキマ時間に取り入れやすいのも魅力的。ジムに通う時間のない忙しいサラリーマンでも、無理なくこなすことができる。

まとめ:任天堂にしか作れない「世界一手軽なフィットネス体験」

「リングフィットアドベンチャー」は、Wii時代に培ったフィットネスゲームのノウハウと、任天堂らしい王道のゲーム性、スイッチに搭載された豊富なセンサー類をフル活用した、任天堂にしか作れない、ある意味今最も任天堂らしいゲームとも言えるだろう。

ゴールが見えない状態でのフィットネスは過酷だが、ゲームならではの小さなゴールを複数用意する事で、一般的なフィットネスに比べ中弛みが発生しにくい作りになっている。

運動不足の解消にはもちろん、インドアなゲーマーにもオススメ。本命ゲームの休憩時間の間にサッとプレイすると、程よい息抜きになる。

特殊なコントローラーが必要な影響か、需要に対して生産が追いついておらず、ネットでは在庫切れが相次いでいる。購入時には転売価格に注意して購入するようにしよう。

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