【レビュー】新型Airpods「AirPods with Wireless Charging Case」購入。堅実に進化した名機の最新モデル!

噂の黒はなかったけど堅実なアップデートに満足。

BeoplayE8→Airpods2に乗り換え

前々から噂されていた新型、「Airpods2」が遂に発売。

初代Airpodsを発売日に購入、以来1年ほど利用したが、とある不満から使用を断念。

他社のワイヤレスイヤホンを使用したが、そこで初めてAirpodsの素晴らしさを実感。

Airpods2の発売に合わせて売却し、改めてAirpodsに乗り換えた。

購入直後ではあるが、数日使用した感想を簡単に紹介する。

Airpods2について

  Airpods with Wireless Charging Case Airpods 1st Gen
サイズ AirPods(左右各):16.5 × 18.0 × 40.5 mm

 

Wireless Charging Case: 44.3 × 21.3 × 53.5 mm

重量 AirPods(左右各):4 g

 

Wireless Charging Case:40 g

AirPods(左右各):4 g

 

Charging Case:38 g

接続方式 Bluetooth 5.0 Bluetooth 4.0
充電方法 ワイヤレス(Qi対応)充電

 

Lightning

Lightning
搭載チップ Apple H1 Apple W1
搭載センサー デュアルビームフォーミングマイクロフォン

 

デュアル光学センサー

動きを感知する加速度センサー

音声を感知する加速度センサー

バッテリー 充電ケースの併用:24時間以上の再生時間、最大18時間の連続通話時間

 

AirPods(1回の充電):最大5時間の再生時間、最大3時間の連続通話時間

充電ケースで15分充電:最大3時間の再生時間、または最大2時間の連続通話時間

充電ケースの併用:24時間以上の再生時間、最大11時間の連続通話時間

 

AirPods(1回の充電):最大5時間の再生時間、最大2時間の連続通話時間

充電ケースで15分充電:3時間の再生時間、または1時間以上の連続通話時間

価格 22,800円 16,800円

ポイント
  • HeySiri対応。必須ではないが便利
  • 高速&便利なワイヤレス充電
  • 音声遅延は大幅に減少
  • 他社製ケースと無線充電の相性に注意

基本スペックや見た目等に大きな変更はなし。細かなアップデートにより、着実に使い勝手が向上している。「iPhoneでいうS付きモデル」のような印象だ。

「Airpods2」開封の儀

前世代と同じシンプルパッケージ

いきなり本体がお目見え

付属品はこんな感じ。ワイヤレス充電モデルながら、ライトニングケーブルも付属している。

本体正面に残量を表示するLEDが搭載、背面のペアリングボタンは本体中央に移動した

イヤホンとケースがピッタリで非常に美しい。フタの開閉はカチッと小気味良く、細かい部分から作り手のこだわりを感じる。

イヤホンのデザインは変化無し。片側4グラムと軽量ながら、5時間以上連続動作するバッテリー、ハンズフリー通話やSiriによる音声操作に対応する小型マイクが内蔵。シンプルな見た目ながら中身は高性能だ。

Airpods2の使用感について

フィット感

Airpodsは耳に引っ掛けて固定するインナーイヤータイプのイヤホン。そのため、フィット感は耳の形状に左右されやすい。

最悪の場合、歩行中に耳から落ちるといったことも考えられる。不安な方は購入前の試着をおすすめする。

音質

インナーイヤータイプの為、遮音性は皆無。当然、外部のノイズの影響を受けやすい。

音質はクリアかつフラットで癖がなく、様々なジャンルの音楽を楽しむことができる。

前世代に比べて音質も向上しているとのことだが、直接比較することができないため言及は避けておく。

ボクの愛用しているSONYのWH-1000XM3と比較してみたところ、音場の広さや開放感こそ劣るものの、音のクリアさは引けを取らない印象。

軽量な装着感と合わせて、BGM的に音楽を楽しみたいユーザーにピッタリだろう。

操作性

基本操作は本体のタッチによって行う。操作は非常にシンプルでタッチの反応もよく、誤操作も起こりにくい。

さらに、「HeySiri」から始まる音声操作にも対応。

ハンズフリーで操作ができるため、なにかの作業中や運動中に便利。ボクの場合、食器洗いや料理中などに利用することになりそうだ。

Airpods2の新機能・変更点

ゲームプレイ時の遅延の低減

ボクがプレイしている唯一のソシャゲ「シャニマス」で検証してみる。

ライブパートが簡単なリズムゲーム形式になっており、遅延の有無は分かりやすい。

WH-1000XM3でも遅延はほとんど感じられないレベルだったが、Airpods2の場合、有線と比較しても遜色ないレベルに収まっている。

もう少しシビアなリズムゲームだと遅延を体感できるかもしれないが、簡単なゲームや動画視聴であれば全く問題ないことがわかった。

バッテリー性能の向上

バッテリー性能はイヤホン本体が5時間連続動作、ケース込みでは24時間以上という超寿命。

ワイヤレス充電と組み合わせることで、充電をほとんど意識せず使用できる。

常時音声操作を受付可能にしつつ、バッテリー持続時間を向上しているのは大きな進化点。

バッテリー残量について、iPhoneやSiriによる音声操作でも確認することもできる。

ワイヤレス充電機能

充電速度も遅い印象はなく、実用範囲といったところ。ワイヤレス充電は必須ではないものの、対応機器を所有しているのなら積極的に活用していきたい。

一点注意してほしいのが、ワイヤレス充電と保護ケースの相性問題

極端に厚いケースや金属製のケースを利用している場合、特に注意が必要。充電速度の低下や最悪充電できないといった事態もありえるので、購入前の素材や厚みのチェックは必須だ。

ちなみにボクはNOMAD社の「Rugged Case」という本革製のケースを購入。

100年以上の歴史を誇る老舗タンナー、ホーウィン社で作られたレザー「ホーウィンレザー」が使用されており、高級感はバツグンだ。

同じくNOMAD社のワイヤレスチャージャー「NOMAD Base Station」で使用してみたが、問題なく充電できた。ケース正面のLEDは隠れて見えなくなるが、充電器のLEDランプで確認できるのは便利。

革製なので、エイジングによる表情の変化も楽しく、オススメのケースだ。

【レビュー】ワイヤレスチャージャー「NOMAD Base Station」購入。AirPowerまで待てなかったよ・・・

ペアリング時間の短縮

ケースから取り出してすぐ使える手軽さがAirpods2の大きな魅力。初代でも充分高速だったが、「Airpods2」ではペアリング完了までの時間が更に短縮された。装着した瞬間に接続、即再生を開始することができる。

ポイント

じっくり聴き込む場合や集中したい時は「WH-1000XM3」、移動中などカジュアルに音楽を楽しみたい時は「Airpods2」を使用するスタイルが最もしっくりくる。

シーン毎に使い分けることで、それぞれの長所を活かしつつ、より快適に音楽を楽しめるようになった。

まとめ

ボクは、「軽量な装着感」「取出し・持ちやすい形状」「高速なペアリング」がもたらす圧倒的にストレスレスな使用感こそ、「Airpods2」の一番の魅力だと思っている。

ここがBeoplayE8で満たされず、ストレスが大きい部分だったので、Airpods2で改善されて非常に満足している。

モニター用途などのじっくり聴き込む用途ではなく、移動中や運動中など、カジュアルに音楽を楽しむシーンにおいて、これ以上ないほど使いやすい最高のイヤホンといえるだろう。