【レビュー】「エルゴトロン LX」購入。モニターアームで作る自分空間。

人も机も余裕が大事。

デスクは物置でも、PCだけのものでもない!自分の趣味に勤しむ空間を作るべく、モニターアームを購入・設置したお話。

デスクでブツ撮りするために

ブログを始めてから、ブツ撮りをする機会が増えた。

撮影場所は主にリビングの床。本当はデスクで撮りたいが、スペース的にそんな余裕はない。

PCの利用が主な用途とはいえ、それ以外の趣味や娯楽目的でも、デスクを利用する場面は意外と多い。しかし、PCやその周辺機器、デスクに詰まれた荷物がジャマで、そんな余裕はない存在しない人も多いはず。

今より大きいデスクを使えば解決するのは間違いない。しかし、部屋の間取りやスペースの都合上、これ以上大きいデスクを置くのは厳しい。

そこで、今のデスクをそのままに、より広い作業スペースを確保する手段を考えることに。いろいろ考えた末に思いついたのは、モニターアームを使うこと。これならデスクも広くなる上、モニターの移動も楽になる。簡単に避けることができる様になるので、ブツ撮りスペースの確保が可能なはずだ。

・・・

そんなこんなで、モニターアームを導入してから一週間。

結論からいうと、あまりの快適さに「なぜもっと早く導入しなかったんだ…」と心から後悔するほど。

今回は、ボクのように、「デスクを広く使いたい」「デスクを有効活用したい」と考えている人が、モニターアームを導入するメリットについて紹介したい。

デスクが広くなり、活躍の幅が広がる

デスクは平らで広く、しかも高さもちょうどいいせいか、ついつい物を置いてしまいがち。せっかくの広いスペースなのに、物置状態は非常にもったいない。本当はもっと色々使い道があるはず。

そこそこキレイだと自負していたデスク環境だが、中央にモニターがドッシリ構えている。モニタースタンドがゴツイせいか、イマイチスッキリしない見た目になっていた。

モニターアームを導入すると、明らかにデスクがスッキリしたのが分かる。

以前までモニターが設置されていた場所に、キーボードやMacBookがスッポリ収まった。結果、デスクがノートPC一台分広くなっている。これでブツ撮スペースは十分。モニターアームのおかげで、広々とした明るい撮影環境を構築できた。


ちなみに、設置方法はクランプ式/グロメット式の2種類に対応。

今回は、デスクの厚みの関係から、天板に穴を開けるグロメット式を選択した。天板の形状や厚みが不安な人は、グロメット式を選択すれば間違いない。

↓また、天板の穴あけにはコレを使用。3分くらいで簡単にできた↓

ケーブルがスッキリし、メンテナンス性アップ

電源ケーブルにHDMI、場合によってはUSBケーブルと、モニターは、どうしても接続するケーブルが多くなってしまいがち。

接続機器が増えれば増えるほど、配線はどんどんグチャグチャにダス◯ンばりにホコリを絡め取る。ここまで醜いものが他にあるだろうか。

しかも掃除機で掃除するスキマもなく、掃除も面倒ときたもんだ。マイッタ。

モニターアームには、アーム内部にケーブルを格納する「ケーブル収納スペース」が用意されている事が多く、デスクをスッキリさせつつ、ホコリ問題を未然に防ぐことができる。

また、モニタースタンドが不要になったことで、デスクの拭き掃除や掃き掃除が容易になった。デスクの整理だけでなく、ちゃっかりメンテナンス性も向上するとは…モニターアームバンザイ。

ケーブルの整理など、設置の苦労の甲斐もあり、キレイなデスクをカンタンに保てるようになった。

めっっっちゃクネクネする!(稼動範囲の拡大)

人間の腕かというほど、自由自在に動かせるアーム。止めたいときにピタッと止めることができるので、レイアウトも自由自在。コレによって、利用するシーンに合わせて、モニターの配置を変えることが容易になる。

ボクの使い方
  • 執筆や画像修正等の作業
      →デスクの正面へ、目線にあわせて配置する
  • 「ながら作業」や休憩時
      →目線の斜め上か、正面上に配置し、見上げる形に

従来のようにモニターに姿勢を合わせるのではなく、姿勢に合わせてモニターの位置を変えることができるように。最も自然な姿勢でPCを利用できるようになった。

「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」について

次に、今回ボクが購入した「エルゴトロン LX」について紹介したい。

エルゴトロン LX」は、モニターアームの中でも品質・使用感ともに最高レベルの商品。高額な商品だが、使用すると、その強気な価格設定にも納得できる、完成度の高さだ。

メリット
  • 安心と信頼の10年保証
  • 特許技術によるスムーズな動作
  • ポリッシュドアルミニウム製の美しいデザイン
デメリット
  • 価格が高い

エルゴトロンを選ぶ理由

数あるモニターアームの中からエルゴトロンを選ぶ理由は単純明快。それは「カッコイイ」からだ。その造形は、細部にまでこだわってつくられたことがひと目で分かるほど洗練されている。

「エルゴトロン LX」に使われている「ポリッシュドアルミニウム」という素材は、あの高級チェアで有名な「ハーマンミラー」の素材にも使われるほど。

つや消し加工によって抑えられた反射が控えめで主張しすぎず、金属ならではのヒヤリと冷たいような素材感が非常に美しい。

脇役ながら、iPhoneやMacのような機能美を感じることができる。

デザインを犠牲にしない機能性と実用性

エルゴトロンのアームは、腕のようになめらかに動き、止めたいところでピタッと止まるので、移動のストレスが全くない。

これを実現しているのは、「Constant Force」というエルゴトロンの独占特許技術によるもの。

この技術については、公式サイトの説明がわかりやすい。

「どちらの方向に持ち上げても、傾けても、回転させても、動作範囲全体に一様な力が加えられるため、最小の労力で済みます。この革新はこれまで誰にも、どれほどの資力を投じても全く達成できませんでした。」

なんだかよくわからないが、これがすごい技術で、エルゴトロン製のアームでのみ利用できるものということだけは確からしい。

過去に3000円程度の売れ筋のモニターアームを使っていたことがあったが、アームの動きもガチガチでぎこちなかったし、可動範囲も左右に多少動かせる程度だった。

画面を固定して使うなら、安価なものでも問題ないかもしれない。ただ、モニターアームを導入するメリットは薄いだろう。

「安物買いの銭失い」をするくらいなら、長く使えて機能も豊富な、エルゴトロン製をおすすめする。

お財布に優しい「OEM品」もあるよ

ちなみに、エルゴトロンから販売されているモニターアームよりも若干安いOEM品もいくつか存在する。

「OEM」とは、「製造を発注した相手先のブランドで販売される製品を製造すること」。

つまりこの場合、エルゴトロンが製造したモニターアームを、他社製品として販売したもののことだ。

「エルゴトロン LX」のOEM品は、現在のところ「Amazon」と「HP」の2社から販売されている。

メーカーや色の好みで選んでもいいが、性能面でも違いがあるので、自分に合ったモノを選べばいいだろう。

補足:OEM品との違いについて
  1. アームの表面加工の違い (エルゴトロン・Amazon:つるつる、HP:ザラザラ)
  2. 色の違い (エルゴトロン:シルバー、HP/Amazon:ブラック)
  3. 保証期間 (エルゴトロン:10年間、HP/Amazon:1年間)
  4. 販売価格(Amazon) (エルゴトロン:¥16,143、HP:¥13,068、Amazon:¥14,529)
  5. 耐荷重性能 (エルゴトロン:3.2kg〜11.3kg、HP:3.1~9.1kg、Amazon:2.3kg~11.3kg)

いい仕事はいいデスクから。生産性UPを目指すなら、「モニターアーム」でデスク環境を改善しよう


「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」を購入して、目標だったブツ撮りスペースの確保を達成できた。

また、作業効率やメンテナンス性の向上、PC利用時の姿勢が改善し、疲労が軽減されるなど、副次的なメリットが非常に多く、満足度の高い買い物となった。

デスクがモノであふれると、集中力が低下したり、作業効率が落ちたりと、いいことなんてひとつもない。

自分の趣味をより楽しむため、より仕事に集中するため、デスクをキレイにするため・・・

モニターアームを購入する理由は人それぞれだが、モニターアームの購入を口実に、デスクの整理や新しい事を初めてみるのも面白いかもしれない。


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