「Punkt MP02」こそ、現代人のためのフィーチャーフォンだ。

「Punkt MP02」とは?

  • スマートフォンではなく新型のフィーチャーフォン
  • デザインを手がけるのはジャスパー・モリソン
  • モダンでシンプルなデザインが特徴
  • 機能性とデザイン性を両立

「Punkt MP02」のスペック

カラー:ブラック

対応言語:日本語、英語、ドイツ語、、フランス語、アラビア語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語ギリシャ語、ヒンディー語、イタリア語、ノルウェー語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、中国語(簡体字)

OS:Android AOSP 8.1

ディスプレイ:2.0インチ(320×240) VA TFT、アンチグレア、Gorilla Glass 3

CPU:Qualcomm Snapdragon 210

メモリ:2GBRAM

ストレージ16GB eMMCストレージ

I/F:USB-C、USB2.0

SIMスロット:シングルnanoSIM

バッテリー:1,280mAh、スタンバイ12.5日間、連続通話時間4.2時間

セキュリティ:BlackBerry Secure

本体サイズ:縦117×幅51.3×厚み14.4mm

本体重量:100g

無線LAN:802.11b/g/n、2.4GHz

Bluetooth:V4.1、A2DP

通信バンド(Version 1 (Europe, Australia, Japan)):

2G: 2,3,5,8

3G: WB-CDMA 1,5(6/19),8

4G: FDD-LTE 1,3,5(6/19),7,8,20

4GはテザリングとVoLTE対応

ドコモのLTEバンド19をサポート

画面サイズの大型化や高精細化は、バッテリー持ちに大きな影響を与える。「Punkt MP02」には、2インチでモノクロ表示のディスプレイが搭載されている。通話やSMS程度にしか使用しないことを考えると必要十分だといえるが、ここまで潔い仕様も珍しい。ディスプレイ表示はバッテリー持ちに大きな影響を及ぼすので、この仕様はむしろ大歓迎だ。

強固なセキュリティで、ビジネス用途にも最適

OSにはAndroid8.1を搭載している。

最新のOSではないということもあり、セキュリティ面が心配になる。しかし、「Punkt MP02」は余計な機能を搭載していないため、一般的なAndroid端末に比べて、セキュリティ面でのリスクは少ないといえる。

また、BlackBerry社製のセキュリティソフトである「BlackBerry Secure」を標準搭載しており、一般的なAndroid端末よりもセキュリティは強固になっている。

セキュリティも強力かつ、機能も限られているということもあり、用途が限定的なビジネスシーンにも最適な1台だ。

機能はベーシック、テザリング機能がキモ

搭載されている機能は非常に限定的で、「目覚まし時計、ストップウォッチ・タイマー、世界時計、カレンダー、リマインダー付きメモ帳、計算機」のみ。

ベーシックな機能ばかりだが、UIも統一されていて見た目はミニマルで非常に美しい。個人的に、電話とSMS以外の作業は手持ちの「iPad Pro 10.5」で行う予定なので、これでも多機能すぎるくらいだ。

むしろ、iPadで作業する上で最も重要なのが、テザリング機能だろう。バッテリー容量の少ないフィーチャーフォンにテザリング機能が搭載されていることは非常に珍しい。

しかし、「Punkt MP02」の設計思想からして、足りない機能をPCやタブレットで補うことができるテザリング機能との相性はバッチリ。

バッテリー容量の少なさから実稼働時間は不明だが、3〜4時間程度使えれば実用範囲内だろう。個人的には、電車や徒歩での移動中だけでも持ってくれれば良いので、そこまで心配していない。

もちろんこれは人によって異なる部分だと思うので、心配だという人は詳細なレビュー記事が出揃うまで購入を控えたほうが無難だろう。

余談だが、公式サイトの説明を見る限り、日本語も標準搭載されるとのこと。

ただし、現時点でそれ以上の情報はなく、仕様の詳細は不明。「UIは日本語化されているのか」「日本語入力は可能なのか」等、重要な事が何一つ分からないため、問い合わせして見たほうがよさそうだ。

スマートフォンへの依存度が高い人にこそオススメしたい、現代人のための携帯電話

スマートフォンを使えば、分からないことや気になることを簡単に調べることで、ユーザーの思考を手助けしてくれる。

しかし、時にユーザーの思考や行動の妨げとなることも多い。例えば、ソーシャルゲーム等、スマートフォンで楽しめる娯楽の存在が挙げられる。

日常生活のちょっとしたスキマ時間に遊べるという事もあり、普段からあまりゲームをプレイしていない層にまで爆発的に普及しており、ソーシャルゲームをプレイしたことがないという人を探すほうが難しいだろう。

ソーシャルゲームが無駄とまでは言わないが、周りがやっているから自分もやっている、というような理由で始めたり、やめられなかったりする人も一定数いるだろう。高性能化や多機能化により、生活がより便利になっていく一方で、日常生活の妨げとなるケースもあるのだ。

手持ちのスマートフォンを「Punkt MP02」に変えれば、強制的にSNSやソーシャルゲームと距離を置くことができる。使用者の「デジタルデトックス」を強力にサポートしてくれるだろう。