【レビュー】小型なのに高性能。高級コンデジ「RICOH GR」を購入した。

写真の楽しさを再認識できる名作コンデジ。

 


購入の経緯

写真は苦手だ。

街を歩いていて良いと思ったモノや景色があっても、撮った写真からはその良さが伝わってこない。

自分で納得できる写真を撮れた事がなく、撮影を楽しいと思えなかった。

ブログを始めて、写真を撮る機会が増えた。人に写真を見せる機会が増えた事で、改めて写真を学びたいと思った。

 

良い写真を撮る事よりも、まずは撮影を楽しもうと思い、「写ルンです」を購入。

小型なので気軽にスナップ写真が撮れる点や、価格も安価であるため、写真撮影のハードルを大幅に下げてくれた

ただ、撮った写真をその場ですぐに確認できない点や、データ化する際の手間などから自分の用途に合わず、使用を断念。

(すぐに中身を確認する必要が無い場合には使い道はまだまだあると思うが)

 

写ルンですと同じように、

  • スナップ写真向き
  • 小型軽量
  • スマホより高画質で機能的

 

上記のポイントを満たすカメラである、「RICOH GR」を購入した。

いわゆる「高級コンデジ」にカテゴライズされる機種であるが、何故GRにしたのかの詳細は過去記事に書かれている。

 

[blogcard url=”https://sheklog.com/2018/07/27/gadget-review-ricoh-gr/”]

 

今は写真撮影の参考書片手に、勉強しながら使っているといったところ。

 

第一印象としては、

写真撮影の楽しさと難しさが詰まった、使いながら学べるカメラ」だ。

 


「RICOH GR」のここが良い!

 

1. コンデジとは思えない写りの良さ

撮影した写真だけ見ると、コンデジとは思えない解像感に驚かされる。

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以前使用していたE-PL6の写りも中々だったが、GRの方がセンサーサイズが大きい影響なのか、写りが精細だ。

ただ、オートフォーカスの精度がイマイチなので、手動で調整するようにしている。

 

2. 最高に握りやすいグリップ

このグリップを考えた人は本当に天才だと思う。

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全ての操作が片手で完結するようにボタンが配置されている上、片手で操作していてもグリップが安定する。

このグリップの安定感があるからこそ、手ぶれ補正を無くすという英断が出来たのだと思う。

とはいえ、落としたらひとたまりもないので、ボクの場合はキーリングを付けるようにしている。

本当は何も付けない方がカッコいいんだけどね。

 

3. 使いやすいフィルタ

GRには11種類のフィルタが用意されている。

  • OFF(デフォルト)
  • 白黒
  • 白黒(TE)
  • ハイコントラスト白黒
  • クロスプロセス
  • ポジフィルム調
  • ブリーチバイパス
  • レトロ
  • ミニチュアライズ
  • ハイキー
  • かすか
  • シフトクロップ

個人的には「ハイコントラスト白黒」と「ポジフィルム調」がお気に入り。

ハイコントラスト白黒は通常の白黒に比べ、白と黒の色味がはっきりしていて、メリハリのついた写真が撮れるので気に入っている。

ポジフィルム調は写真が柔らかく良い意味でデジタルっぽくない絵が撮れる。

人物を中心に撮るときに使いたくなるフィルタだ。

4. 「MySetting機能」でお気に入りの設定を高速切替え

「RICOH GR」には、「My Setting」という機能があり、各種設定項目を記憶し、本体上部のモードダイアルから即座に切替えることができる。

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これが非常に便利で、被写体毎に毎回セッティングする手間を省ける。

スナップシューターには必須の機能だろう。

 

5. 購入しやすい価格(中古のみ)

後継機である「RICOH GR2」との価格差は中古の場合でも約2万円程。

以前の記事でも述べたが、価格の差に見合った機能の差があるかと言われると、ボク的にはGRで十分と判断した。

GR自体は2013年発売のモデルで、発売されてから時間が経っているという事もあるが、中古価格が安定している。

どうしても新品がいいという方は、GR2との価格差はほぼないので、GR2を購入することをオススメする。

(近々GR3が発表されるという噂があるので、発表を待つのもアリかも?)


最後に

ボクのような初心者には、撮って出しでいきなり高画質とはいかないし、単焦点で構図が難しいし、手ぶれ補正もないため、良い写真を撮ることがすごく難しいカメラだ。

しかし、撮影技術が上達する度に成長が目に見えて実感できる、撮影者の実力が大きく反映されるカメラだと思う。

 

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ボクもまだ全然使いこなせていないが、ひたすら撮影することが上達への近道だと思っている。

これからも撮影を続けて、「GR」の名に恥じない写真が撮れるようになりたい