【レビュー】ミニマルデザインがより際立つ。「ブラックアウトステッカー」 でMacbookProを無刻印化。

購入の経緯

「JIS配列」はキーボードにおける日本独自のキー配列として、すでにキーボードのスタンダードとして確立されている。
よほどキーボードにこだわりがない限り、JISキーボードを使う人がほとんどだろう。
しかし、世界規模で見るとJISキーボードのレイアウトは異様。一般的なローマ字入力だけでなく、カナ入力の為の表示も同居しているため、一つのキーに複数の文字が混在してしまい、決して美しい見た目とはいえない。

中央に英字が1つ印字されているだけのUS配列に比べ、見た目がごちゃごちゃしてしまうのは当然だ。
これはボクが愛用しているMacbookProとて例外ではなく、その美しくスッキリした外観には相応しくないゴチャゴチャ具合。

実は、Macbookには無刻印モデルが存在しない。US配列を選択すれば比較的スッキリするものの、JIS配列に使いやすい部分があるのも事実。エンターキーが大きいので見つけやすかったり、半角/全角キーなど、日本人向けのキーが搭載されていたりする。
そのため、「JIS配列はそのままに、見た目をスッキリさせたい」という考えをもつユーザーが存在するのは当然だ。
ボク自身Macbookの配列にも慣れ、ブラインドタッチが可能になったこと、「VAIO SX14」の無刻印モデルをみて以来、無性に無刻印キーボードが気になっていたことも相まって、無刻印化ステッカーで「MacbookProの無刻印化」に挑戦してみることにした。

購入したモノ

今回購入したのはファーイーストガジェットの「Blackout sticker for Mac」。
対応する機種(最新のMacbook、MagicKeyboardに対応。詳細は下記URL)のキーの上から貼りつけるだけで、Macをカンタンに無刻印化してくれる神アイテム。


今回購入したステッカーの場合、これ一つでMacbookPro 2016〜2018のJIS配列モデルに対応。Touch Barの有無に関わらず利用可能となっている。
価格は1,350円と、人によっては「ただのシールなのに高い!」と感じてしまうかもしれないが、表面加工の質感はなかなかのもの。チープな印象は感じられない。

メリット
  • Macのミニマルさがより際立つ
  • 保護シートの役割も担ってくれる
  • チートシート付きで安心
デメリット
  • 貼る作業は面倒(個人的には楽しかった)
  • タイプ感は多少変化する
  • シールとキーの間に段差ができる
  • 人に貸すと戸惑う

実際に貼ってみる。

貼り付け作業に入る前にキーの汚れを拭き取る。ホコリが混入してしまうと、剥がれやすかったり劣化が早まるので入念に。

黒黒とはいえ、貼り付ける際の角度を失敗すると気になるもの。

使っているときこそ気にならないかもしれないが、ボクはキーボード全体を俯瞰してみることも多く、ついズレや汚れを探してしまう(変に神経質)。
その点、「Blackout sticker for Mac」は再はく離可能な作りになっているので貼り直しも可能。実際、位置調整のために何度か貼り直しをしたが、剥がすのにある程度力は必要なものの、作業自体は容易なので安心。跡を残さずキレイに貼り直すことができた。

注意点を挙げるとすれば、キー数が意外と多いので貼り付け作業は想像より時間が掛かること、だろうか。集中力も必要なので、ミスを防ぐためにも時間に余裕を持って作業することをオススメする。

また、貼り付け作業は非常に精度が求められる。なので、ピンセットはほぼ必須といっていいだろう。貼り直しが必要な場合にも、ピンセットであればシールを傷つける事なく剥がすことができるので、持ってない人は同時に購入することをオススメする。

仕上がりはこんな感じ。

30~40分で作業が終了。仕上がりはこんな感じになった。

Macのシンプルなデザインが無刻印キーボードと相性が良いことは予想していたが、予想以上の仕上がりにびっくり。

シールの高さ分キーとの間に段差ができるので、少々の「貼ってある感」は拭えないものの、貼る前に比べて明らかにスッキリした見た目になった。

まとめ:こんな人にオススメ!

  • Macをよりスタイリッシュにしたい
  • キーボードの摩耗を防ぎたい
  • チートシート付きで忘れても安心

シールの質感が高いこともあり、Macの高級感を阻害することもないし、キズも防止できて一石二鳥。ボクのように、Macのデザインをよりミニマルにしたい人はもちろん、キーの保護目的にもオススメできるアイテムだ。


参考
ブラックアウトステッカーfor Mac 16mmファーイーストガジェット