ブログを開始して以来、「記事の執筆に必要なアプリが安価で、環境の構築が容易であること」や「本体が軽量であるため持ち運び時の負担が少ない」という理由から、「10.5インチ iPad Pro」と「Smart Keybord」の組み合わせで更新を続けてきたが、ブログデザインや写真の加工などの執筆以外の作業の比重が増えるにつれ、どうしてもPCが必要な場面ができてしまう。
そこで今回、会社の長期休暇を活用して、「13インチ MacbookPro」でブログを更新するための環境を構築した。
iPadからMacbookに移行してから数日試用してみたが、作業効率が段違いに高速化された。
ここでは、移行の注意点やオススメのアプリについて簡単に紹介する。
iPadからMacbookへ。移行の利点
iPadよりも重量のあるMacbookProを使う以上、それに見合う価値があるかどうか見極めなければならない。
MacbookProへの環境移行の利点として、以下の3点が挙げられる。
- マウスやトラックパッドによる操作性の向上
- 作業時間短縮による効率の向上
- 高品質なアプリによるクオリティの向上
マウスやトラックパッドによる操作性の向上
iPadはタブレット端末という都合上、マウスが使用できない。そのため、選択や移動には画面をタップする必要があるのだが、操作のたびに画面までいちいち手を伸ばさなくてはいけないので非常に効率が悪い。
トラックパッドは、カーソル移動→クリックまでの操作をキーから手を離さずに行えるため非常に効率がいい。フォトレタッチなど、繊細な操作が要求される場合には、マウスも利用できるので隙がない。
作業時間短縮による効率の向上
iPadProはタブレットとしては非常に高性能だが、ブログのようなアウトプット作業において、まだまだラップトップに及ばない部分も多い。上で述べた操作性やアプリの豊富さではMacbookに軍配が上がるというのが正直なところだ。
効率的な作業が可能になることで、1記事作成時間が大幅に短縮されるのも嬉しいポイント。
高品質なアプリによるクオリティの向上
豊富なアプリの中から自分に合ったアプリを選べるのも大きな利点。画像加工ひとつにしても、PCの方がより細かく調整しやすい。
導入したアプリ
上記の利点を達成するために、必要なアプリをリストアップしてみた。
アプリ名 | 役割 |
---|---|
iA Writer | テキストエディタ |
メモ(標準アプリ) | 記事の下書き・草案作成 |
ImageOptim | 画像のメタデータ削除 |
プレビュー(標準アプリ) | 画像の圧縮(リサイズ) |
Pixelmator | 画像の編集 |
ボクが主に利用しているアプリはこの5つ。
見ての通り、標準のアプリをいくつか使用している。探せばもっと便利なアプリも存在するだろうが、同じ用途のアプリが複数インストールされている状態が個人的に嫌なので、使用するアプリは極力標準のものを使うようにしている。
次に、ボクが使用しているアプリを簡単に紹介する。
iA Writer
主にマークダウン形式で執筆する、ボクの記事執筆には欠かせないアプリ。
執筆しながらプレビュー画面を確認でき、WordpressとMediumへのアップロードにも対応。文章中に挿入した画像もアップロードされる。
執筆からアップロードまで1つのアプリで完結するため、非常に重宝している。iOS版も存在し、ほぼ同等の機能を備えている。
データは主にiCloud上に保存されるため、iPhoneやiPadで下書きを書いてMacで仕上げ、といった使い方も可能。
メモ(標準アプリ)
メモアプリには「Evernote」や「Bear」など、有名なアプリが多数存在するが、草案の作成や気になった内容をメモする程度であれば標準アプリで十分。手書きも可能である為、イメージを膨らませやすい。
当然、AppleIDによる連携も可能であるため、iPadで手書きした草案をMacで確認しながら執筆する、といった使い方をしている。
ImageOptim
[blogcard url=”https://imageoptim.com/mac”] 撮影した写真に付与されている不要な情報をD&Dで削除してくれるアプリ。セキュリティの向上はもちろん、画像サイズの圧縮にも期待できる。
AppStoreで配信されていない野良アプリの一種であるが、使用者も多いため、安心して使用できる。
プレビュー(標準アプリ)
記事には主に「RICOH GR」で撮影した写真を用いる事が多いが、撮影した写真は1枚40〜60MBにもなる。これをブログ用の画像サイズに縮小する必要があるのだが、実は標準のプレビューアプリで行う事ができる。複数枚同時の圧縮も可能。
Pixelmator
画像の色味や切り抜きを行う際に使用。
多機能すぎるし、操作も複雑であるため、他に良いアプリがあれば乗り換えたいと思っている。
iPadでは「AffinityPhoto」や「VSCO」を使用していたが、Mac版の「AffinityPhoto」は6000円もするし、「VSCO」に至っては、Mac版が存在しないので困っている。
まとめ
正直なところ、「これだ!」と言い切れるほど、色々なアプリを試せてはいないのが現状だ。
しかし、iPadで執筆するのに比べ、1記事の作成にかかる時間は現時点でも大幅に短縮できている。
今後は色々なブロガーさんの環境を参考に、自分なりに環境を整えていきたい。